過去に戻って母親との絆を深める漫画風アドベンチャー「じゃあ、また」の紹介レビュー

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じゃあ、またってこんなゲーム

マレーシアのRB Wolf Designが開発したインタラクティブなビジュアルノベル

心暖まると同時に心が張り裂けそうになるせつない親子愛を描いた作品。

ジャンルとしてはノベルゲームだが、絵の中に出てくる物を自由に触れることができ、うまく物を動かしてパズルを解いていくことになる。

 

あらすじ

両親のいない家庭で育った少年ナツは、母親の命日にふとしたきっかけで過去にタイムワープする方法を知り、これまで一度も会うことができなかった母親と毎年一日だけ一緒に過ごすことに。

ナツにとって自分の両親は捨てられた思いが強く最悪のイメージだったが、過去に戻って母親と再会するうちにそんな気持ちは潰え去り、2人は親子としての絆を徐々に取り戻していく

 

パズル

画面内はコマ割のある絵と会話やテキストを映したダイアログで構成。

ただ読んでいくと先に進めない場面が出てくることがあり、そういったときはプレイヤーがマウスで絵の中にある物をクリックしたりドラッグしたりして物語を進めていく。難易度はかなり簡単。詰まるようなことはないので安心。

 

良かった点

・感動あり涙ありの物語
・ストーリーの妨げにならない程度の易しいパズル
・現代はモノクロ過去は色彩豊かで主人公の気持ちを反映したかのような芸の細かい演出
・質の高いBGMサウンド
・日本語対応

微妙だった点

・ボリュームは少ない(1時間でクリア)
・途中で気になる人物は出てくるが・・・伏線の回収はされず
・どのフィルムを手に取るかなど実績解除が周回必須でなかなか面倒

 

総評

64/100

ボリュームは物足りないものの、音楽や背景が美しく小さくまとまった泣けるノベルゲーム。終盤は涙腺をとことん刺激してくるので、涙もろい人はタオルを片手にプレイすると良いかもしれない。ストーリーが良く、漫画を読む感覚で遊べるゲームを求めてる人におすすめ。

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