Botologyってこんなゲーム
ロシアのBlack Lime Studioが開発・発売したアクションTPS。
舞台は近未来のロボット工場。新世代の技術を研究している企業『Botology』ではロボットを制御する新システムが開発され、その動作テストが実施されていた。
プレイヤーはテストに参加する専門家デヴィッドとなり、暴走したロボットだらけの工場を調査することになる。
▼主人公のデヴィッド。普通のおじさんでモブ感ハンパないが・・・
▼ロボットスーツを着ると筋骨隆々のキャラに早変わり。耐久性にも優れ、敵の銃撃を受けてもしばらく待てば回復する。
◆地味なパズル
工場内はロボットたちが区画から出入りできないようにレーザー光線が張り巡らされており、これを解除しながら奥へと進んでいく。
レーザー解除のやり方がパズルになっていて、これがちょっと地味。
最初に設置してあるショップで6色のプラズマとフラスコを買い、対応する色のフラスコを作って各装置に置くだけ、というパズルの内容。
そのためゲームのほとんどが実質ショップと装置を行き来するだけになり、パズルゲームとしては少し複雑さに欠けるかなという印象。
◆厄介すぎる敵との戦闘
レーザーを解除すると奥に進めるが、同時に収容されていたロボットたちも区画から出てきてこちらを攻撃してくるようになる。
本作の敵はとにかく固く、一体倒すのに4マガジンほど持っていかれる固さ。
さらに倒してもすぐにリポップするためまともにやりあうと無限に戦わされる。回復がわざわざインベントリからじゃないと使えないのも面倒で、戦闘面はそのへんのTPSとは比べ物にならないぐらい苦痛なものに仕上がっている。
そんな本作の唯一の攻略法は敵を全部無視すること。シューティングゲームとしてはあり得ないが、それぐらいしか攻略する術がないので仕方がない。
幸いにも解いたパズルはゲームオーバー後も記録されるので、何度もゾンビアタックで挑んでいけば攻略できるようにはなっている。
良かった点
・グラフィックはまとも
・フルボイス
・価格が安い(100円)
・実績解除が簡単(最初のセクター0だけでも半分ほど解除される)
微妙だった点
・ダッシュしても足がやたらと遅くスタミナも微小ですぐにバテる
・照準で狙ったところに弾が飛ばない
・頭を一切使わないパズル
・無限湧きで戦うのが無駄な戦闘
・日本語非対応(英語もひどいので翻訳してもわからない)
◆総評
20/100
安いTPSだから撃ちまくれるゲームで十分だったのに意味ないパズルや移動の遅さで台無しになってる印象。戦闘のバランスもきつく、戦わない方が正攻法として成り立っているのもどうかなという感じ。値段分は一応遊べるので、物好きな人にはおすすめ。