謎に包まれた巨大建造物の中をさまよう一人称視点のホラーゲーム「SCORN」の紹介レビュー

4

SCORNってこんなゲーム

セルビアのEbb Softwareが開発した一人称視点のホラーゲーム。

 

ゲームプレイ
主人公は誰かもわからない。主人公の目的もわからない。すべてが謎に包まれたままエイリアン(?)に侵食された肉々しい巨大建築物の中でただひたすら奥へと目指して進むホラーアドベンチャー。

序盤はパズル・謎解きがメイン。

建物の中には人工物と思われる装置があちこちに設置されており、それらにインタラクトして道を切り開いていく。その際にパズルが発生することがあるが特に難しいものはない。

このゲームにはマップやヒントが一切無く、パズルなどはすべて自力で解く必要があるがほとんどの場合はその場で簡単に解けるような難易度になっている。

▼パズルは実際に機械を動かすようなものもあって面白い作り。退廃的なデザインへの細かいこだわりも感じる。

中盤からは戦闘も発生する。

謎解きに戦闘も加わってここから難易度は跳ね上がる。ホラーゲームとは思えないほど戦闘回数をこなすことになり、敵は複数現れて遠距離攻撃が中心なので正面から戦って無傷で済むことはまず無い。こちらの初期武器は超近距離射程にも関わらず2回攻撃するとクールタイムが必要なため、攻撃したあとに障害物を盾にするなど、想像以上に本格的な立ち回りが要求される。

ゲームオーバーになるとロードからのやり直しになるが、オートセーブ機能だからロードした時に「えっここから!?」みたいなことも度々起こるので要注意。

良かった点

・環境はグロく地獄のような世界観
・ホラゲーのわりにしっかりとした戦闘
・画面に余計な情報がなく没入感が高め
・パズルが豊富
・日本語対応(ゲーム中はテキストが出てこないからメニュー画面など限定的)

微妙だった点

・目的がハッキリしないから今何をやろうとしてるのかモヤッとさせられる
・情報が少なくストーリーなど考察する余地がない
・章が変わっても基本的に同じ風景で飽きる
・任意のセーブ機能がなく、ロードするとかなり前まで戻されることがある

 

総評

40/100

ギーガー的な雰囲気を重視した作りのホラーゲーム。ビジュアルは抜群に良い。ジャンプスケアとかも無いので謎に包まれた巨大な建造物の中をじっくりと探索できる。銃は手に入るがシューター的な爽快感はほとんどなく、パズルも簡素なもの。回復の数が限られている上にクリーチャーの遠距離攻撃が正確なため雰囲気を重視したゲームのわりに難易度はそこそこ高めとなっている。個人的には世界観に対しての深掘りがあまり描かれてないのが気になり、目的がいまいち掴めず手ごたえがなくあまり合わなかった。謎を解きながら真実に近づくというよりもあくまで雰囲気を楽しむタイプの作風なので人を選ぶ作品だと思う。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です