スケルトンの頭を交換して能力を変えるローグライトアクション「Skul: The Hero Slayer」の紹介レビュー

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Skul: The Hero Slayerのトレイラー動画

Skul: The Hero Slayerってこんなゲーム

韓国のSouthPAW Gamesが開発し、2021年1月21日にリリースされた2Dローグライトアクション。

ゲームプレイ
プレイヤーは帝国軍の侵攻により滅ぼされてしまった魔軍の下級兵士「スカル」となり、捕らえられた魔王を救い出す冒険に出ることになる。

スカルはチビッ子のスケルトンで魔軍の中でも最弱の強さだが、所々で拾える頭蓋骨と自分の頭を取り替えることで姿形を変え、スキルなども強力なものに変化する。この能力を生かして敵の本拠地へと向かい、捕虜たちを助け、帝国軍に立ち向かっていく。

ゲームは敵の配置やステージの仕掛けなどが毎回ランダムのローグライク仕様。

最初は常に魔王城から始まり、城の拠点では敵を倒したときに得られるブラッククォーツというアイテムを使って体力アップや攻撃力アップといった永久アップグレードを獲得する。

スカルが倒された場合は永久強化したものだけ残され、他は全て失う。永久強化前提の難易度になっているため最初は難しいが、ステータスを強化していくことで緩やかに難易度は下がっていく。

アクションは二段ジャンプ、回避ダッシュが最初から使用でき、そこにアイテムを獲得することで頭蓋骨のスキル、精髄というクールタイムで再使用できる召喚スキルが追加される。

頭蓋骨はノーマル < レア < ユニーク < レジェンダリーと価値が分けられていて、ユニーク以上はスキルが2つ使えるようになるため、価値の高い頭蓋骨をつけた方が有利に進められる。

しかし、冒険を進めていくうちに価値を上げられる固定NPCが現れるので拾って気に入った頭蓋骨がたまたまノーマルだったとしても、他の頭蓋骨を壊してNPCに渡す骨を根気よく集めればレジェンダリーまで目指せるというなかなか考えられたバランスになっている。

敵を全滅させると次ステージへの扉が開かれる。

このとき扉が2つ出てくることがあり、緑色の扉なら頭蓋骨、扉の周りに宝箱があったらパッシブアイテム(9つまで所持できる)や精髄、といったように入る扉によってその先のステージをクリアしたときにもらえる報酬が変わる。

今欲しいアイテムの方を選んで次のステージに挑もう。

8月のアップデートでボス戦後の報酬を選べるようになった。

これにより自分的にはこのゲームは大きく変わった。以前はボスを倒してもランダム報酬だったため、装備している頭蓋骨は魔法タイプなのに物理アップ効果のパッシブアイテムしか来ない・・・みたいな運要素に左右されがちだったが、今はよりビルドを好きなように組み立てられるようになり遊びやすくなったように思う。

 

総評
75/100

頭蓋骨は豊富にあり、何を装備するかによってプレイ感までがらっと変わるのが面白い。ついつい色々な頭蓋骨に手を出してしまって逆に弱くなったりするけれど、とりあえずどんな戦い方ができるのか試してみたくなる。100種類以上もある頭蓋骨だが、それぞれのドット絵の動きはよくできていてアクションの触り心地も良い。とっくにアーリーアクセスは抜けてるけれど、DLCでもおかしくない内容のアップデートを未だに提供してくれているのも嬉しい。

ゲームの操作

ゲームコントローラー、マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・触り心地の良いアクション
・装備する頭蓋骨によってプレイ感ががらっと変わる
・報酬が選べるようになりビルドがより理想に近づけて楽しくなった
・操作キャラの見た目は100種類以上も変えられるのに、それぞれのドット絵が素晴らしい
・未だにアップデートがあり進化し続けている
・日本語対応

微妙だった点

・周回で永続強化するのが前提の難易度、最初の数時間はレベル上げと割りきってやるしかない
・中ボスは数が増えていくだけなのがちょっと微妙
・見映えがあまり変わらない、ステージの作りにランダム感がない

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