妖怪世界のダンジョンを攻略する2Dアクション「閻魔 : ツバキ伝」の紹介レビュー

4

閻魔 : ツバキ伝のトレイラー動画

閻魔 : ツバキ伝ってこんなゲーム

2022年8月1日に韓国のcatnipstudioからリリースされた妖怪2Dアクション。

ゲームプレイ
閻魔大王の命を受けた半妖の退魔師ツバキとなり、幻想的な地下世界を探索し、失踪した子供たちを救い出すのが目的となる。

ゲームの特徴の一つとしてツバキは猫に変身することができる。

猫だと脚が若干早くなり、狭い通路などの移動が可能。
逆に人の場合だと銃を使えるというのが大きな利点。
こんな感じで人と猫の姿を切り替えながら敵を倒し、トラップを抜け、迷宮のようなダンジョンを攻略していく。

ダンジョンは多階層構造になっており、隠し道や分岐は多少あるものの、基本は一本道で、奥にいるボスを倒すのが目標。ボスを倒した後は拠点となる封印の村に戻り、次のダンジョンに向かうというのがゲームの流れになる。

 

アクション
武器は「退魔剣」と「退魔銃」の2つ。

剣は当たり判定が非常に大きく、地上で攻撃しても飛んでいるハチなどに当てられるので扱いやすい。
振りも早く近接はこちらが圧倒的に有利。

銃は攻撃だけでなく遠くのギミックを解除するのにも使えるが、単発撃ちで時間がかかり、撃つごとにオーラを消費する。オーラは特に何もしなくても時間経過で回復していく。

剣と銃は封印の村に素材を持って帰ると鍛冶屋で強化が可能。
攻撃のアクション以外は変身とジャンプぐらいしかできないが、ダンジョン内の碑文を読むとアクションが追加される。

 

総評
42/100

韓国の伝承が基になったゲームで、日本や中国のファンタジーとはちょっと違った世界観。主人公のことをずっと半妖の狐だと思って遊んでたら実は猫だということがわかり、ゲームでもなんでも化け猫が良い意味で扱われることがあまりないから、そういったところに文化の違いを少し感じた。良かった点はこの見た目。伝統的な水彩画で美しく表現されていて、背景の細かいところまで目を惹かれるし、アニメーションも良くできていると感じる。プレイフィールとしては問題点が多すぎて現状イマイチだが、ベースはしっかりしていて、改善が早いこともあって良くなってきているので今後に期待。

ゲームの操作

ゲームコントローラー、マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・アジア風の美しい水彩画アート
・セーブポイント間が近く、やられてもさくさくと進められる
・難易度を選べる
・猫としてもプレイしても申し分なく楽しめる
・日本語対応

微妙だった点

・全体的に効果音が微妙(レバーを引くとピンポーンと世界観にそぐわない音が鳴る)
・敵の挙動が単調でやりごたえをあまり感じない
・敵が突然リポップしてダメージを負う(まず半透明の姿で出てくるとかしてほしい)
・UI、操作性、設定画面の機能が不十分
・一部のアクションはぎこちなく感じる
・進行不能になるようなバグが多い(セーブをこまめに、複数にセーブしておくと回避できる)

POSTED COMMENT

  1. cat より:

    連絡方法がなくてこちらでお伺いすることになって申し訳ありません。
    進行不可についてお聞きしたくて書き込みました。
    お手数ですが、教えていただければすぐに修正します。
    レビュー、本当にありがとうございます。

cat へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です