泥棒となり幽霊屋敷に侵入するホラーゲーム「Polterheist」の紹介レビュー

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Polterheistってこんなゲーム

2017年2月21日にBisquitPlayからリリースされたインディーホラーゲーム。

ゲームプレイ
プレイヤーはお金に困っている泥棒となり、カンザス州の町外れにある民家に侵入する。
家には貴重なものがたくさん眠っていて、それらを盗み出すことが目的となる。

住人はちょうど外出しており、簡単に全て盗めるかと思いきや・・・。

地元の噂によると超常現象やポルターガイストがよく起こる幽霊屋敷として有名な家らしく、見えない何者かからの妨害に立ち向かいながら貴重品を盗み出すことになる。

クリア条件は家から6つの貴重品を盗むこと。

舞台となる家は2階建てで6部屋とそこまで大きくないのだが、貴重品は一つずつしか持ち歩けないこと、幽霊が透明なこと、主人公が喘息で10秒に1度ぐらいの頻度で咳をする、といった制限がきつく難易度は高め。
セーブなどはなく、ゲームオーバーとなった場合は最初からのやり直し。

幽霊はたまに光るのと足音から場所を特定できるが、10秒ごとに左クリックか右クリックのQTEが入り、これに失敗すると主人公が咳をしてしまい幽霊がすぐに近寄ってきてやられてしまう。

また、最初に懐中電灯を手に入れても幽霊は光にも反応するため使うことを極力控え、真っ暗な中で探索する必要がある。

 

総評
34/100

アイデアは面白いけどステルスゲームとしてはイマイチ。透明の幽霊は階段近くを巡回していて見つかったら最後。逃げ場はなく、2階にいるときは特に絶望的。兆候のないQTEはただただ面倒で、一度でも失敗すると終わりというのがゲームプレイとしてあまり楽しめない。そもそもなぜ主人公は10秒ごとに咳をするのか、なぜ貴重品を一つしか持てないのか、なぜ幽霊が透明なのか、いろいろ考えるとプレイヤーが楽しめることを目指した仕様というより、ただの製作者の都合やプレイ時間を引き伸ばすためだけの仕様なのかなという結論になってしまう。幽霊屋敷に泥棒が入ったらどうなるだろう、とストーリー的には面白いのでゲームプレイより雰囲気を重視する人には合うかもしれない。

ゲームの操作

マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・一回のミスで終わるため一定以上の緊張感はある
・敵が見えないのでより慎重な行動が求められる
・喘息の泥棒が幽霊屋敷に何度も挑むというちょっと謎めいたストーリー

微妙だった点

・アイテムの判定が小さく非常に取りづらい
・ステルスの手段が無い
・10秒ごとのQTE
・日本語非対応(説明やチュートリアルも無いのであまり困らない)

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