取り残された宇宙船で妻子を探すSFホラーアドベンチャー「STASIS」の紹介レビュー

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STASISのトレイラー動画

STASISってこんなゲーム

概要

・南アフリカの二人組みデベロッパーTHE BROTHERHOODが開発、2015年9月1日にリリース。

ゲーム内容

あらすじ
時は2156年。妻子と惑星タイタンに向かっていたジョン・マラチェックは事故に巻き込まれ、大企業ケイン社が運営する医療船で目を覚ます。

STASISポットで冷凍保存されていたジョンは体をうまく動かすことができず、周りに助けを求めようとするが奇妙なことに船の中はもぬけの殻になっていた。

それどころか、船の床には至るところに乾いた血が付着していて、船の建造物は崩れかけ、ほとんどのエリアは封鎖されている。

そんな中でジョンは傷ついた体を引きずりながらはぐれた妻子を探し、この船の非論理的な研究がもたらした秘密を暴いていくことになる。

 

ゲームプレイ
ジョン・マラチェックを操作して宇宙船を探索するポイント&クリック。アイソメトリックの斜め上から視点が特徴的。

操作は地面をクリックして移動、画面左下にインベントリがあり、アイテムを組み合わせたり、アイテムをジョンやオブジェクトに対して使うことができる。

舞台となるグルームレイク船には居住区、手術もできる医務室、ジャングル化した栽培エリア、ダンスホールとさまざまな施設が充実、さらにトラムという路面電車もあり、各エリアのロックを解除しながらトラムに乗って超巨大宇宙船の中を探索していく。

何百人、何千人といたであろう居住者たちは避難したかすでに亡くなっていて、彼らの残した電子ファイルを見ることで研究の内容、ここで起こった事件、船内をうろつく生物についてなどストーリーが徐々に紐解かれていく。

中にはジョンと同じように取り残された人もおり、無線機の向こう側から聞こえてくる声に従って行くべき場所を見つけることもある。

 

総評
68/100

Dead Spaceやエイリアン アイソレーションみたいなSFホラー。ただし、船内をうろついているのはエイリアンじゃなく序盤はどんな生物なのかわからないのが怖い。クリア後もあの金切り声といくつかのおぞましい演出が頭から離れなくなってしまった。ストーリーと設定もよく練られていて、ストーリーは途中からおおよその見当はつくんだけど、それでもゾクゾクさせられる。目を覆いたくなるような強烈な場面があるので、痛々しいのが苦手な人にはきついかもです。

ゲームの操作

マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・ストーリーや世界観がシンプルに面白い
・視覚と聴覚両方に衝撃を与える演出の数々
・アイソメトリック視点なのにいくつかのシーンでゾッとさせられる
・同じようなエリアがなくどの場所も魅力的で隅々まで探索したくなる
・多くても3、4つの部屋に抑えられているので謎解きが簡単
・日本語化が可能(Steam版でもGOG版でも日本語化可能。しかし、日本語化ファイルを3ドルで購入する必要あり)

微妙だった点

・キャラクターの操作が微妙なときがあり、クリックした場所と反対の方向に行くことがある
・一部のオブジェクトが小さくて見つけづらい
・ストーリーに関係しない読み物が多く、電子ファイルを拾う度にペースが乱される

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