リュックにアイテムを詰め込んでダンジョンを攻略する戦略ローグライク「Backpack Hero」のレビュー

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Backpack Heroのトレイラー動画

Backpack Heroってこんなゲーム

概要

・アメリカのJaspelが開発、2022年8月16日にリリース。

ゲーム内容

ゲームプレイ
バックパックに詰め込んだアイテムを駆使してダンジョンを攻略する戦略ローグライク。

モンスターを倒した後やチェストを開いて手に入れたアイテムをバイオハザードのインベントリを整理するようにバックパックの限られたスペースに詰めていく。

ほとんどのアイテムは置く場所によって効果が変わり、隣り合ったアイテム同士でシナジーが発生するものもあるので、どのアイテムを持って行くか、アイテムをどこに配置するかまで考え抜き、能力を最大限まで引き出せるようなデッキ(バックパック)を構築していく。

 

アイテムの種類
アイテムは数百もの数があり、種類によって効果発動する配置場所や使い方が異なる。

武器
武器は敵を攻撃するための主な手段。ほとんどの武器は使ったときにエナジーを消費する。武器に限らず、同じ種類のアイテムを持つことに制限が無いので、武器をいくつか持っておいて通常は剣で攻撃し、「トゲ」を持った敵には弓矢で攻撃する、みたいな使い分けができる。


使うと防御がアップ。スロット枠が小さいので扱いやすいが、武器と同じくエナジーを消費する。

鎧、手袋、兜、靴
こちらは武器や盾と違ってターン毎に防御アップが発動するパッシブ系のアイテム。
鎧は必要なスペースが大きいが、鎧同士を隣り合わせにするとシナジーが発生して防御の効果が高くなっていくので、盾を捨てて鎧をたくさん敷き詰める、なんていう手もあり。兜は一番上、靴は一番下のスロットに入れないと効果が発動しないので配置場所が重要になる。

アクセサリー、ポーション、食べ物
アクセサリーはパッシブ、ポーションは消耗品。物によって効果がさまざまで、どちらも1スロットしか使わないのでとりあえず枠を埋めたいときに良い。食べ物の場合はスロットも大きくなるが、一回だけでなく何回か使える。

ゴールド
商人からアイテムを購入したり鍛冶屋でアイテムに特殊能力を付けるために必要。1スロットはこれで埋まる。

 

マップ
マップ上にはさまざまなロケーションがある。

「?」ならラムダムイベント、「ドクロ」なら戦闘に突入、ショップや鍛冶屋や宝箱もあり、Slay the Spireのように一方通行ではなく、すべての場所に行くことも可能。最終的に階段を目指して次のエリアへと向かう。

 

戦闘
バックパックに入っているアイテムを使って敵と戦う。

毎ターン与えられる3つのエナジーは行動力のようなもので、エナジーを消費するアイテムを使うときに必要になる。

基本的にこちらが先制攻撃。

敵の頭上にある数字の色が赤なら攻撃、緑なら回復、青ならガード、と敵がこのターンに何をしてくるかわかるようになっていて、それを見ながら戦術を立て、使うカードを選択していく。

他のデッキ構築型ローグライクと同様に、本作も自分でデッキを組み立てるが「シャッフル」する要素は無いため、戦闘中の運要素はほぼほぼ排除されている。

 

レベルアップ
敵を倒すと経験値がもらえ、一定数に達するとレベルが上がる。

レベルが上がるとキャラそのものの能力が上がるのではなく、バックパックのサイズが大きくなっていく。

 

プレイアブルなキャラクター
現在使えるキャラは3人。ロードマップによると来年の製品版までにもう3人増えるとのこと。

パース
元気いっぱいのネズミの女の子。
バックパック一つ担いで戦う最もオーソドックスなタイプ。難易度は低い。

トート
年配に村を追い出された可哀想なカエルの女の子。
毎ターン「魔法の彫刻」と呼ばれるいくつかのアイテムが3つ現れ、それらとバックパックのアイテムを用いて戦う。中級者向け。

CR-8
謎のロボット。
バックパックにコアを配置して、電気をアイテムに通して戦う。1スロットごとに効果が出るので、たとえば3スロットの剣なら3回攻撃になるなどサイズがでかいアイテムほど破壊力抜群。パズル要素が強く、他のキャラよりも頭を使うので難易度が高い。

 

総評
72/100

収納・整理・拡張した自分のバッグがそのままデッキになるゲーム性が面白く、10人やれば10人とも全く違うデッキになるのではと思うぐらいビルドの幅が広い。今のところは好感触だが、ローカライズやUI、敵のバランスなど問題点も多くあり、まだ完成には程遠い印象。

ゲームの操作

マウスで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・デッキ構築のやり方が独創的
・240種類ものアイテムがあり、ビルドの幅が広い
・戦術が全く異なる3人のキャラクター
・周回しても同じデッキになりにくくリプレイ性が高い
・今後ダンジョンや街づくりといった要素が追加されるようなのでコンテンツの拡充に期待が持てる
・日本語対応(質はあまり高くない)

微妙だった点

・UIがイマイチで無駄にクリック数が多い(何か終わる度に自分で地図を開かないといけない、カードの説明を読むためにカードを右クリックして「カードを見る」を選択させられる)
・敵のバランス(物理しかない敵は脅威になることがなく、呪文や特殊技を使う敵は極端に強く感じる)
・ゴールドの取得機会が少なく、ショップや鍛冶屋に行くことがほぼ無い

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