地下迷宮を探索してコロニーを発展させるサバイバルゲーム「Necesse」のレビュー

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Necesseのトレイラー動画

Necesseってこんなゲーム

概要

・アメリカのMads Skovgaardが2012年からコツコツと一人で開発、2019年12月13日にリリース。

ゲーム内容

ゲームプレイ
戦闘、採掘、探索、クラフトを通じてキャラクターの装備とコロニーを発展させていくトップダウン視点のサバイバルゲーム。

タイトルの呼び名は日本だと「ネセッセ」で統一されているが、ネイティブだと「ネケスィー」と呼ぶ人も多い。

ゲームの流れは地下に潜って資源を手に入れる→装備を揃える→ボスを倒す→島を移動して違うバイオームを探す、の繰り返し。

ひとつの島で一つのバイオームを構成しており、島の端に行くと違う島に移動できる。バイオームは森、雪、砂漠、沼地、平野の5種類あり、島の数は全部でなんと1万以上。

島によってはNPCと取引ができる集落があったりダンジョンが無かったりと当たり外れがある。最初は森からスタートして目の前にいる村長からチュートリアルを聞いて、ミッションをこなしていくことになる。

特定の場所で特別なアイテムを使うとボス戦。

ボスを沸かせられるアイテムは作業台で作ることもできるが、現地で調達可能で何度でも戦える。ボス戦はCore keeperのように地形やトラップを駆使して戦うようなことはなく、純粋な弾幕アクションっぽい感じの戦闘。

ボスのHPと攻撃力はそこらの雑魚敵より数段高いので、適切な装備を揃えてないと苦戦必至。ボスを倒したら村長に報告し、次の目標を目指して島をめぐる。

登場するほとんどのNPCはスカウト可能。

NPCが要求する物を持っていくとコロニーに来てくれて伐採や農業や畜産などプレイヤーが設定した仕事をやってくれるようになる。最初は2人までしかスカウトできないが、壁床ドアとベッドと照明のある部屋を建築することでスカウトできる人数を増やせる。

NPCには農民、鍛冶屋、魔法使い、銃使い、錬金術師、釣り人、探検家、動物飼育者、スタイリスト、海賊、衛兵、といった職業があり、売ってくれる物やできることに違いがある。たとえば、魔法使いならお金を1000Gほど支払うと装備をランダムに強化してくれる(ほとんどの場合は失敗するが)。

 

よく比較されるCore Keeperとの違い
・エリアがランダム生成
・掘り進むだけで次のバイオームにたどり着くCore keeperと違って、自分から積極的に島を移動して次のバイオームを探す必要がある
・キャラの成長要素は基本的に無い、ボスを倒すとステータスアップするアイテムが手に入る
・一部のモンスターを召喚できる
・装備品やツールの耐久度がなく、一度作ったものはずっと使える
・作業台で物を作成するとき、自分のチェストすべてにアクセスして素材を出してくれる
・クラフトや鉱石を精錬するのが一瞬で時間がかからない
・村人を何人でもスカウトでき、コロニーの仕事を任せられる(Core keeperは1人だけ)
・マルチプレイで最大250人と一緒に遊べる(Core keeperは最大8人)

 

総評
72/100

アーリーアクセスの初期段階でまだまだ内容は薄いけど20時間ほど夢中になってやれるぐらいには面白い。テラリア系譜のCore keeperとNecesse、いずれも土台がしっかりしていて完成度が高く今後に期待が持てる作品だが、Necesseは制作者が1人のため開発スピードは少し遅め。現段階ではCore keeperの方が小さくまとまっているものの内容も充実しているのでそちらの方をおすすめする。

ゲームの操作

マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・掘れば掘るほど作れる物やできることが増えていく、縛りや制限がなく最初からどこにでも行けて自由度が高い
・大量にアイテムを扱うが、一括収納やクラフトですべてのチェストから素材を引き出してくれるためインベントリ関連のストレスが少ない
・Qキーで回復、Rキーでたいまつを刺すといったショートカットキーが便利で探索がさくさく
・他のクラフトゲーにありがちなアイテムの耐久度や面倒なアイテム管理をするようなことがない
・日本語対応

微妙だった点

・コロニーは人を呼び込んだり仕事をさせたりと機能的だけどそこまで必要性を感じない
・UIが直感的でなく最初は戸惑う
・島を移動することが多いが、海の上ではやることがなく退屈な時間が長い

COMMENT

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