ロシアの雪山で遭難する一人称視点のホラーゲーム「Cold House」のレビュー

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Cold Houseのトレイラー動画

Cold Houseってこんなゲーム

概要

・Menge Studioが開発、2022年5月3日にリリース。

ゲーム内容

ゲームプレイ
ロシアの雪山で遭難する一人称視点のホラーゲーム。舞台はロシア東部に位置するサハ共和国の首都ヤクーチア。

冬場は-50度にも達するこの極寒の山間でドライブを楽しんでいた主人公だったが運悪く交通事故に遭ってしまい、近くの廃墟に転がり込みしばらく寒さを凌ぐことになる。

廃墟に落ちているメモ書きには前にこの家に住んでいた人の恐ろしい体験話が書き残されており、主人公もまた前の住人と同じ出来事を体験する・・・。

雪山で遭難した主人公は近くの廃墟で数日間やり過ごすことになる。

廃墟には誰もいないが、前の住人が書いたメモによると「毎晩、7本のろうそくに火を灯すこと」と謎の注意書きがされており、この言いつけを守って各部屋のろうそくに火を灯すのがゲームの目的となる。ただし、廃墟の一部の扉には鍵がかかっていて、開けることはできない。廃墟とその周辺を探索して謎を解きながら扉を開ける手段を模索する。

操作は移動、スプリント、しゃがみ、ジャンプ、インタラクト。マウスキーボードでのみ操作できる。アイテムはインベントリ画面から使用、組み合わせ、装備ができる。主人公にはスタミナと寒さのステータスがあり、スタミナは時間経過で徐々に回復。外に出ると寒さゲージが減っていき、家に戻ると回復していく。

謎解きは全部で3つ。
近くのメモや絵がヒントになっている。

 

総評
45/100

雪山を舞台にしたホラーゲーム。
雪山はいくつか分かれ道があり、本当にこの道で合ってるのかと不安にさせられる。迷子にさせやすいレベルデザインはあまり好きではないけれど、このゲームにおいてはプラスに働いていてリアルな遭難体験を演出していると感じた。グラフィックが良くできていて前半はいかにもよくある雰囲気だけのホラーだが、後半はしっかりとしたホラーゲーム。それまではまったりとした探索中心だったのに意外な展開で驚かされた。ヒントがヒントになってない謎解きとアイテム画面やオブジェクトの操作性、バグさえなければ良かったのにと思わされる惜しいゲーム。

ゲームの操作

マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・綺麗なグラフィックと足音や吹雪の環境音、雰囲気も良く没入感があり、リアルに近い遭難体験ができる
・序盤は雪山遭難、中盤は探索と謎解きが中心、終盤はホラー展開ありでゲームプレイにメリハリがある
・2時間以内にクリアできる短編ホラー
・ジャンプスケアは控えめ
・日本語対応(機械翻訳のためヒントはわかりにくい)

微妙だった点

・ダイヤル錠が回しにくかったり壺の絵が見づらかったりとパズル周りのオブジェクトが扱いにくい
・インベントリ画面のUIが微妙で操作に戸惑う
・探索パートのスタミナは不要に感じる

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