怨霊に取り憑かれた廃校を探索する一人称のホラーゲーム「旧校舎の花子さん」のレビュー

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旧校舎の花子さんのトレイラー動画

旧校舎の花子さんってこんなゲーム

概要

・日本のIKA Gamesが開発、2022年7月1日にリリース。

ゲーム内容

ゲームプレイ
怨霊に取り憑かれた廃校を探索する一人称のホラーゲーム。

主人公は普通の青年。「俺の母校に絶対に近づくな」と言い残して息を引き取った父親の言いつけを破り、父親が亡くなった理由を探るため深夜の学校に足を踏み入れる。

学校には一度入ると出られなくなる

。学校から出ようとすると画面にノイズが走り、学校に引き戻される。学校の中は、運動場、体育館、一般教室、放送室、音楽室、図書室、職員室、校長室があり、見た目は寂れていて古くさいけれど、いかにも昔からある一般の小学校といった感じ。ほとんどの教室は閉まっているため、その鍵を探して学校中をさまようことになる。

操作は移動、走る、インタラクト、懐中電灯のオン/オフ。

一部のアイテムは掴むことができ、持ちながらの移動が可能。キーボードでの操作以外に、この手のホラーゲームには珍しくコントローラーにも完全対応している。セーブ機能はオートセーブはなく手動によるセーブのみ。学校の玄関ロビーか職員室でセーブでき、同時に体力も全回復する。

一応、敵っぽいのも存在するが、基本的に戦闘やチェイスは無し。もしやられたとしても直前からやり直せる安心仕様となっている。

特定の場所に行くと学校に在籍していた生徒や先生たちの幽霊が現れてイベントが発生する。

幽霊の姿かたちは青シルエットの影になっていて、かまいたちの夜やフロムソフトウェアのエコーナイトを思わせる見た目をしている。霊のイベントは一方的で、こちらから干渉したり話しかけたりすることはできない。

霊たちが生前に交わした会話の一部始終を見ることで、昔この学校で起こった凄惨な事件の顛末を知ることになる。

青シルエットの幽霊は安全だが、花子さんだけはこちらに対して少し攻撃的。近づくと霊障でダメージを受けることがあるので注意。

花子さんだけオレンジ色なので、遠くからでもわかりやすい。

 

総評
60/100

パズルや謎解きがない探索中心でシンプルにまとまったホラーゲーム。一部のアイテムが見えづらかったりヒントが少なく目標がわからないまま校内をぐるぐると歩かされることはあるが、全体的にしっかりとした作りで値段以上の遊びごたえがあって良かった。花子さんはもちろん怖いけれど、ストーリーの方もなかなかエグくて結末を見るのも怖かった。

ゲームの操作

ゲームコントローラー、マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・花子さんとストーリーにゾクゾクさせられるホラーゲーム
・教室の入り方やそんな所に行けるのかと驚かされる校舎のレベルデザイン
・100円のわりに内容がよくできていてコスパ良し
・2時間以内でクリアできるボリューム
・ジャンプスケアが無い
・フルコントローラーサポート

微妙だった点

・次への導線が弱かったりヒントとなる記憶が更新されずどこに行けばいいかわからなくなることがある
・危険な場面がほとんどなく体力の概念があまり意味ない

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