Circleってこんなゲーム
概要
・外の世界から「まる」を守り育てるアドベンチャーゲーム。
・日本のNanasi Projectが開発、2020年1月18日にリリース。
ゲーム内容
・ゲームプレイ
奇妙な球体「まる」を育てるアドベンチャーゲーム。
特にこれといった前置きはなくプレイヤーは目の前に現れた「まる」を育てることになる。「まる」の他に「まんまる」と呼ばれることもあり、喋りはしないが、性格は素直で正直者、とのこと。
まるに対してプレイヤーは、「そとにでる」「ごはんをあげる」「かわいがる」といった4つのアクションをとることができる。
かわいがるを選ぶと「ほめる」と「なでる」の二つの方法が提示され、どちらか一方を選ぶと好感度が一つ上がる。しかし、好感度が上がるのは3回まで。それ以上はまるがお腹を空かせてしまい好感度が上がらなくなる。
ゲームの目的は「まる」を生かすことなので、4番目の選択肢を選ぶとゲームは強制終了する。
ごはんをあげるとまるの好感度が大幅にUPし、見た目も大きくなって成長していく。
・探索パート
ごはんは家の中には無いので、禍々しい外の世界でまるのごはんを探すことになる。この探索パートは見下ろし視点となり主人公を操作する。
外に出ると何者かが襲ってくるのでかわしながらまるのごはんを探そう。何も持っていない場合は、敵に当たっても特にペナルティは無いが、特別な力を持っている場合は、その力が無くなってしまう。
探索パートでは時間制限があり、時間内までに家に戻らなければならない。ごはんが手に入らなくても家に戻ると時間が回復しすぐに途中からやり直せるので、時間がきついときは無理せず一度家に戻ろう。
・イベント
ごはんを手にして家に戻ると訪問者イベント。
家にやってきた彼らを受け入れるか拒否するか、プレイヤーの選択によってエンディングが分岐する。
ゲームの操作
ゲームコントローラー、マウスキーボードで操作します。
良かった点・微妙だった点
良かった点
・主人公と「まる」が何者なのかを探る物語は重いけれど優しいゲーム
・絵が可愛らしく、特にまるがまるっとしていてかわいい
・無料で遊べる
微妙だった点
・F12でスクショを撮るとメニュー画面に戻る
・セーブが一つしかない
総括
40分で2回クリア。
夢にっきのような雰囲気を持つアドベンチャーゲームです。
序盤は奇怪な言葉で何度も語りかけられ、それがどういったことを暗示しているのか把握できないまま進んでいくことになるんですが、終盤には言葉の意味がすべてわかるような仕掛けになっています。マルチエンディングなので中途半端に終わるものもあれば、スッキリとした形で終わるものもあり、個人的には人物の成長を感じるエンディングがあるところが好ポイントでした。
ホラーゲームとしては霊的なものはなく登場人物の心の闇がテーマになっていて、不穏な雰囲気の中で歩き回り、歪んだ音楽が常に流れ、怖いというよりはプレイヤーの不安をずっと煽られているような感じでした。物語が鬱や自閉症などかなり踏み込んだ内容になっているのでメンタルが強い人向けだと思います。