Coromonのトレイラー動画
Coromonってこんなゲーム
概要
・不思議なモンスター「コロモン」と冒険するRPG。
・オランダのTRAGsoftが開発、2022年4月1日にリリース。
ゲーム内容
・あらすじ
舞台となるのは遥か昔に6体のタイタンによって創られた星。ここではコロモンと呼ばれるモンスターが数多く生息している。
コロモンを研究している組織ラックスソリスに所属することになった主人公は、入所初日にタイタンフォースという専門チームに割り当てられ、ベルア地方の各エリアにいるであろう6体のタイタンを調査することになる。
しかし、調査を進めるうちに主人公の命を狙いタイタンを追う謎の組織が現れる。彼らにタイタンの力を悪用されないように、そして平和なこの星を守るため、彼らの邪悪な計画を阻止するのだ。
・ゲームプレイ
コロモンを捕まえて育てるRPG。
主人公は新米の研究者となって未だ謎が多いコロモンの生態を調査する。
調査といっても難しいことはなく、身につけているガントレットから勝手に研究所にデータが送られていくので主人公はコロモンを捕まえたり育てたり戦うだけで研究者としての仕事は達成されていく。
コロモンはボールではなくスピナーを戦闘中に使うことで捕まえられる。捕まえたコロモンは仲間として一緒に冒険することができるため、強そうなコロモンや気になったコロモンが現れたときは捕まえてみよう。
本家同様に、捕まえられるコロモンは野生限定で人のものは捕まえられない点には注意。なかなかコロモンを捕まえられないときはHPをできるだけ減らす、状態異常にさせるなどして弱らせてみたり、属性専用のスピナーを使ったりと工夫することで捕まえやすくなる。
・戦闘
戦闘はオーソドックスなターン制のコマンドバトル。主人公は戦闘に参加することはなく、代わりにコロモンを呼び出して戦うことになる。
攻撃は4つのスキルから選択。
スキルには物理タイプと特効タイプ、さらに火・水・氷・雷といった属性も付いており、相手の弱点をつくことで大ダメージを与えられる。
コロモンのスキルはレベルアップ時や特殊なアイテムを使用して覚えられる。スキルを忘れるという概念はなく有効/無効でいつでも付け替えが可能。
・コロモンの強化
敵を倒したときの経験値獲得により、レベルアップメーターとポテンシャルメーターが上がっていく。
メーターが溜まってレベルが上がると全ステータスがわずかに上昇。ポテンシャルが上がると各ステータスから3つ自由に上げることができる。
ポテンシャルの能力の上げ方によって、バランス重視にしたり、ひたすら攻撃を上げて物理型にしたり、防御や特防を上げてカチカチの守備などなどコロモンは個性的に成長する。
▼ポテンシャルには個体差があり、ノーマル、スーパー、ウルトラの3段階に分けられる。
スーパーは1/50、ウルトラの方は1/3200で出現。ポテンシャルが高いコロモンは同じ種類でも色や能力に違いがある。
▼コロモンはレベルがある地点に到達すると1~2回進化する。進化すると全ステータス大幅UP。
ゲームの操作
ゲームコントローラー、マウスキーボードで操作します。
良かった点・微妙だった点
良かった点
・コロモンが個性的で育成、パーティービルディングが楽しい
・バラエティに富んだ全114種類のコロモン
・ドット絵の動きや鳴き声などコロモンの作りが細かい
・主人公の見た目のカスタマイズ
・ボリュームがある
・日本語対応(機械翻訳ではないけれどたまにおかしい)
微妙だった点
・戦闘の不公平さ(野生では対複数戦が普通でこちらは一匹、全体攻撃的なものも無し。ボスの能力が極端など)
・ラストがあっさり(タイタンのボスだけで終わる、邪悪な存在だったウボニアンが空気に)
・状態異常の格差(毒、やけど、ショックは半永久的。冷凍、睡眠は0ターンで切れることも)
・やりごたえのない上に時間がかかるダンジョンのパズル
・操作性(コントローラーは快適、マウスキーボードは微妙)
総括
36時間でクリア。
ファンメイドのポケモン。ポケモンリスペクトを感じる内容と独自のシステムも取り入れていて、ただのパクりという感じはしませんでした。期待以上に面白かったです。全体的に丁寧に作られていますが、パズルだけはちょっと余計かなと思いました。プレイヤーを飽きさせないアイデアとしては良いと思うんですが、誰でも簡単にクリアできるようにしている分、時間がかかる仕様のパズルで、ダンジョンで毎回パズルが出てくる度にうんざりしてしまいました。パズルゲームは好きだけれどこういったRPGでがっつりパズルをやるのはなんか違うなという感覚です。総合的には良くできていて、3Dになる前のポケモンが好きな人にとっては理想的なゲームだと思います。
ポケモンが好きな人にはおすすめします。