地球に誕生した生命を進化させていくクリッカーゲーム「Cell to Singularity」のレビュー

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Cell to Singularityのトレイラー動画

Cell to Singularityってこんなゲーム

概要

・地球、恐竜、宇宙の進化をシミュレートするクリッカーゲーム。
・アメリカに拠点を置くComputer Lunchが開発、2021年11月4日にリリース。

ゲーム内容

「Cell to Singularity」はプレイヤーがスーパーコンピューターのAIとなって完璧な宇宙の進化のシミュレートを作り上げるクリッカーゲームです。ゲームは地球、恐竜、宇宙の3つのモードに分かれており、それぞれの目的の達成を目指します。

一次シミュレート


最初の一次シミュレートでは、45億年前に遡って地球に生命を誕生させるところからスタートします。

画面をクリックすることで「エントロピー」というポイントを獲得することができ、このポイントを消費して新たな生物をアンロックしたり生物の数を増やしたりしていくことになります。生物たちはエントロピーを自動で稼いでくれるのでどんどん増やしていきましょう。

最初にアンロックするのは「アミノ酸」、次に「DNA」「原核細胞」と生命の基盤となるものを次々にアンロックしていきます。それからようやく「クラゲ」が登場し、海に初めての生物が誕生します。

そこからはトントン拍子で動物たちをアンロックしていき、人類の誕生まで到達すると今度は「アイデア」というポイントが出てきます。

ここからは地球の生命の進化と人類の文明の進化を同時並行で進めていくことになります。アイデアポイントもエントロピーと同じようにクリックによって得られ、アイデアと共に開放された技術ツリーからテクノロジーをアンロックしていきます。このモードの終わりは22世紀まで。アンドロイドの発明、火星へテラフォーミングと近未来の地球まで進めるとクリアです。

2週目に入る前にコンピューターのアップグレード画面に入ります。

ここでコンピューターの性能を上げることでシミュレートの速度が早くなっていきますが、2週目に何か追加されるといったことはなくそれ以降は1週目の繰り返しになります。

中生代の谷

恐竜に特化したモードです。

クリックして化石ポイントを集めて恐竜を開放していく手順は一次シミュレートとほとんど変わらないですが、このモードでは「特性カード」というものが追加され、これをアップグレードすることで自動化が早くなったり払い出される化石ポイントが増えたりします。

▼50週するとプレステージ。レアとエピックの特性カードを引き継いでリセットし、最初からのやり直しになります。

▼このモードの一番のポイントはカッコいい恐竜たちの写真が自由に撮れるところ。他にもこのモードを進めることで一次シミュレートの速度が上がったり、周回することで課金通貨を獲得するサイクルが早くなったりとやり込めばやり込むほど美味しいモード。

その先へ

宇宙に特化したモードです。

中生代の谷と同じく特性カードをアンロックしていろいろな天体を開放していくことで進化していきます。最初は太陽から始まり、水星、金星、そして地球と太陽に近い天体から開放されます。

▼開放した惑星について詳しく解説してくれるところがこのモードの魅力。

ゲームの操作

マウスで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・操作が忙しくなくまったりとできるゲーム
・スケールが壮大
・絵が綺麗
・3つのモードでボリュームも十分
・起動しなくてもある程度ポイントを貯めておいてくれる
・日本語対応(翻訳の質は低い)
・無料で遊べる(課金しなくても最後まで遊べる)

微妙だった点

・クリックゲームとしては良くも悪くも普通すぎる
・すぐにクリアできてしまうため、周回によるインフレを楽しめない

総括

2400時間ちょっとやってみたインプレッション。

次はどんな進化するのだろうと興味がどんどん湧いてくるクリッカーゲーム。周回の追加要素は少なく、Clicker Heroesやクッキークリッカーみたいな数字がインフレしていくのを楽しむタイプでもないのが好き嫌い分かれそうなところ。恐竜、宇宙、人類の進化、これらの解説があり単純に知識として面白く、絵も良くできているので全モード1週やる分には楽しめるかなと思います。

放置ゲーム、クリッカーゲームが好きな人にはおすすめします。

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