ザ・ロンギングのトレイラー動画
ザ・ロンギングってこんなゲーム
概要
・400日後に王様が目覚めるまで洞窟で過ごすアドベンチャーゲーム。
・ドイツに拠点を置くStudio Seufzが開発、2020年3月5日にリリース。
あらすじ
舞台はかつて世界を支配していた王としもべの2人しかいない地下の洞窟。
衰えてしまった王はかつての力を取り戻すため長い眠りにつき、プレイヤーは王のしもべとして王が目覚めるまで洞窟で400日を過ごします。
ゲーム内容
ゲームを開始すると画面上の数字がカウントダウンされていき、これが0になるとゲームクリアになります。
ゲームを起動してない間もゲーム内の時間は進むので、400日ずっと起動せずに放置していてもクリアすることができます。
洞窟内はしもべの自室と王が眠っている玉座のほかにたくさん部屋と通路があり迷宮のように複雑な構造になっていて、プレイヤーはしもべを操作して物を拾ったり探索をして時間を潰すことができます。
開けるのに2時間かかる扉があったり行き止まりの崖から降りるのに2週間待つ必要があったりと時間経過によって行ける場所やイベントが開放されていくので、序盤に洞窟すべて探索することはシステム上できないようになっています。
操作はSPACEキーもしくはクリックで移動、物を調べたり拾うのもクリックで、ダブルクリックをするとそこまで自動移動してくれます。
画面上にあるアイコンから場所を記憶する機能があり、一度記憶した場所はファストトラベルではないですが、そこまで自動で歩いて行ってくれるようになります。
自室では読書、絵を描く、主人公のメモ書きを見る、焚き火で部屋を暖める、拾った物を部屋に飾る、といったことができます。
これらは単なる暇潰しではなく、やることでいろんな効果があったりします。特に読書は時間の進みを早めることができるので早くエンディングを見たい人に、メモ書きは次のイベントや主人公が行きたい場所などが書かれているので探索好きな人に使えます。
エンディングは5つほどあるそうです。
自分の場合は、普通に400日間待って王様を起こしておそらくノーマルエンド。
この王様を起こす時が一番ドキドキして楽しい瞬間でした。
ゲームの操作
マウスキーボードで操作します。
良かった点・微妙だった点
良かった点
・時間をかけて深く探求することもできるし待つだけでクリアすることもできる尖ったゲームデザイン
・部屋ごとに変わる静かで癒されるBGMと環境音
・暖かみのあるかわいい手描きのアート
・オシャレなUI
・マルチエンディングなので2週目以降も楽しめる
微妙だった点
・移動がとても遅く急かすと時間はいくらでもあるんだからと怒られる
・主人公のネガティブ発言?が多く暗い気持ちにさせられる
・主人公の誕生日イベントなど取り返しのつかない要素がある
・世界観や裏設定を知れる材料が少ない
・日本語非対応
ザ・ロンギングをプレイした感想まとめ
(起動時間)8時間でクリア。
全体的に画面は薄暗いものの、音楽と雰囲気が良くてすべて手描きのアートというのも素晴らしくとても癒やされるゲームです。洞窟内での自由度は高く、探索をして絵を描いて部屋をより良いものにしたりスローライフな体験もできるし王の命令に背いて洞窟からの脱出を目指す、なんてこともできます。400日待つという目標の達成と移動の遅さにはかなりの忍耐力が必要ですが、ちょっと変わったゲームがしたい人なんかにはおすすめします。