Them and Usのトレイラー動画
Them and Usってこんなゲーム
概要
・ゾンビが蔓延る島や屋敷で娘を探すサバイバルホラー。
・バイオハザードのオマージュ作品。
・TendoGamesが開発、アーリーアクセス期間が3年間、2021年9月29日に正式リリース。
ゲーム内容
主人公は元医者のアリシア・ウォレス。とある出来事がきっかけで逮捕された彼女は9年もの間、精神病棟での生活を強いられていました。
そんなある日、護送車で移送中だった囚人たちが突然暴動を起こし、車は崖から投げ出されアリシアは重傷を負い気を失います。運が良いのか悪いのか、アリシアその後に何者かに運ばれて怪しげな屋敷の中で目を覚まします。
プレイヤーはアリシアを操作して、ゾンビに支配された屋敷からの脱出を目指します。
また、探索をしながら屋敷や島の秘密を暴き、9年前に不治の病に冒され今はどこにいるかもわからない娘を見つける、というのもゲームの目的となります。
ゲーム性はバイオハザード1~3あたりに近い感じです。
HPは心電図で状態を表示、アイテム画面、メモをめくるときのSE、立ち止まってナイフや銃で攻撃する戦闘スタイル、操作もキャラのモーションもほぼ同じのバイオのオマージュ作品となっています。
カメラ視点は固定カメラとTPS視点、DLCを買うとFPS視点にすることもできます。TPS視点はエイムができるのでヘッドショットが決まると爽快感があり、固定カメラはバイオの初期作品に近い体験ができます。
序盤はナイフとピストルがメイン武器。
最初の方はナイフでもノーダメで倒せるので、弾や回復アイテムの節約ができます。序盤の敵は弱いんですが、後半に差し掛かってくると急に強くなってくるため、常に弾数がカツカツになります。ボス戦で詰まぬよう、雑魚敵相手にどれだけアイテムを節約できるかってところが攻略の鍵になってきます。
セーブの仕方もバイオ仕様。
タイプライターではなく、蓄音機でレコードをかけるとセーブされます。ノーマルだと1回のセーブにレコードが1枚消費されるんですが、部屋のBGMがそのレコードの曲になる、というなかなか気の利いた面白い仕様になっています。
ゲームの操作
マウスキーボード・ゲームコントローラーで操作します。
良かった点・微妙だった点
良かった点
・バイオのオマージュネタが豊富
・6つのエンディングがあり長く遊べる
・固定カメラ・TPS・FPS3つの視点が選べる
・着せ替え要素
・日本語対応
微妙だった点
・ボス戦が淡白(弾数と回復アイテムの物量ゴリ押し)
・セーブ地点、アイテムボックスが遠い
・謎解きのヒントがわかりづらい
・バグがまだまだ多い(着替えができなくなったり、突然動かせなくなったり)
Them and Usをプレイした感想まとめ
12時間でクリア。
正式版がリリースされ日本語にも対応し遊びやすくなりました。
バイオハザードやサイレントヒルのオマージュネタがたくさんあり、ファンならニヤニヤできるシーンもあります。特にバイオに対しての凄まじいリスペクトは随所で感じとることができ、どこか懐かしい気持ちにさせられる作品でした。ほぼ一本道のゲームですが、マップはかなり広く、キーアイテムを拾って行ったり来たりするので結構迷います。ヒントは少なく、謎解きの難易度も高め。長時間セーブできない場面があったり、アイテムボックスが遠くてアイテム管理のために何度も同じ場所に移動しないといけないなど不親切なところもありますが、それ以外のゲーム自体の部分は高クオリティ。とても良くできていて、楽しいゲームでした。バイオファンなら必見。バイオの昔の作品が好きな人にはオススメします。