「井戸の鳥」をプレイしてみた感想・レビュー
おすすめ度
どんなゲーム?
腐敗した王国を舞台にしたメトロイドヴァニア
井戸の底でひっそり暮らしていた小鳥の物語です。
短めのプレイ時間でストレスなく遊べる、非常に親切設計の作品でした。
ざっくりあらすじ
堕ちていく王国を描くダークメルヘンな世界。
かつて庭師に拾われた残酷な少女はやがて女王まで昇りつめ、豪華なガウンを作るために王国中の鳥を捕え始めました。逃げ場を失った鳥たちは暗い井戸の底へと追いやられてしまいます。
そして、遂には最後の家族も捕らえられ…。唯一逃れた小鳥のグリマーは、さらわれた家族を救い出すため、女王の城を目指すことになります。
マッチを背負って大冒険
メイン武器はどこにでもあるようなマッチ棒!
これといった技はなく振って敵を叩くシンプルな攻撃ですが、その他にもギミックの操作や、壁に刺して乗ることで大ジャンプすることもできます。
もうひとつの武器が「火の器」
こっちは投擲武器で、高火力かつ敵への追尾もしてくれるのが優秀。雑魚はほぼ一撃、ボス相手にも体力が目に見えて削れるので、戦いの中で良いアクセントになっています。
歯ごたえ抜群のボス戦
道中の戦闘は易しいですがボス戦はしっかり歯ごたえを感じます。どのボスも激しい攻撃で押してくるので、一瞬も気を抜けない熱い戦闘ばかりでした。
ボスは攻撃を組み合わせたり、後半から変化したりするので単調なパターンには感じないです。
アートワークは同開発の「Crypt Custodian」に近く柔らかいタッチが特徴ですが、今作はボスのデザインが怖い方向性にパワーアップしています。
ゲーム性の方も所々でダーク。人の視線を避けながら進むステルスや、ひたすらチェイスの場面もあってホラー味が増えました。
良かった所は、遊びやすさを意識した作り。
・ボス戦の前に必ずテント(セーブポイント)
・どこからでもテントにファストトラベル可
・アイテムを見逃した場所のマップ情報を買える
探索重視のゲームですがアイテム取り逃しの心配がないです。ファストトラベルの制限もなし。新たな移動アクションを覚えてすぐ行けなかった場所まで戻れるのが快適。同じ所を何度も行ったり来たりするのがあんまり好きでない自分には嬉しい仕様でした。
他にも難易度を細かく設定可能
・チャレンジステージの制限時間を伸ばせる
・ダメージ量まで変えられる
チャレンジステージはほぼアスレチック。最近の人気作はアスレチック部分が心を何度も折ってくる難易度ばかりでしたが、本作は真逆。とにかくサポートが手厚く、どんなに下手なプレイヤーでもクリアまで導いてやる!って意気込みを感じさせます。
クリアは12時間ほど。ボリュームは短めですが、イライラポイントをできるだけ排除し、ストレスフリーでテンポよく進める作りの探索ゲームです。
心に残るような大作ではないけど、「とにかく気持ちよく遊びたい」という期待を完璧に叶えてくれる満足度の高い一作でした。完成度の高いメトロイドヴァニアとしておすすめです。
