「Kingdom Come: Deliverance II」レビュー ヨーロッパを舞台にしたオープンワールドRPG

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「Kingdom Come: Deliverance II」をプレイしてみた感想・レビュー

おすすめ度

今作も最高でした。全体的に癖が強めで人を選ぶ作品ですが個人的に神ゲーです。

どんなゲーム?

「Kingdom Come: Deliverance II」は、15世紀の中世ボヘミア(現在のチェコ)を舞台にした一人称視点オープンワールドRPGです。前作の「魔法もドラゴンもないリアル中世のRPG」という部分は継承しつつ、グラフィックやシステムはより良くなっています。

ゲームの特徴のひとつは、RPGでありながらリアルシミュレータでもあるところです。

剣や薬は自作できます。でも作成ボタンをポチっと押すだけで作れるわけじゃありません。

たとえば剣の場合、鉄の塊に火を通して、ふいごで加熱して、何度もハンマーで鉄を叩く。同じ場所を叩いても意味なくて全体をバランスよく叩く。

本物さながらの鍛冶の工程を踏んでようやく一本作り上げます。まず間違いなく誰もが「面倒くさい」と思うでしょう。自分も思いました。

でも、これがこのゲームの味だと思います。こういった面倒くささから現実のような没入感が生まれるのが本作の良いところでそれがめちゃくちゃ楽しいです。

今作も世界観が壮大です。街や城は実際に存在するのでまるでタイムスリップしたかのような「中世で生きている」感がたまらないです。チェコの建築物や歴史はWikiでも探せばすぐわかりますが、字面じゃなくそれをプレイヤー自身で体験できるのはゲームだからこそ。

ステータスは「馬術」「隠密」「片手剣」など多岐にわたります。

やったことがなんでも経験値になります。今までの自分の行動 = 主人公ヘンリーのステータスになるので、ヘンリーが自分の分身のように感じて愛着が湧きます。

感想

あまりにも面白くて200時間以上遊びました。最初に結婚式に潜入するミッションがあるんですが、寄り道ばっかりして100時間くらいは全然ストーリーが進みませんでした。

チェコの歴史的背景に浸りながら気ままにやる旅がとにかく最高です。ストーリーは前作と繋がっているので未プレイなら前作からやってみるのが良いと思います。

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