4月17日に発売された「Mandragora: Whispers of the Witch Tree」の感想・レビュー
おすすめ度
滅びゆく世界を旅する暗い雰囲気のアクションゲーム
様々なクラスから能力を得るビルド要素は他にはない面白さ。個人的には良作。

ジャンルは2Dアクション。広大なマップには隠しアイテムなどの探索要素があり、ダークな世界を攻略しつつストーリーを進めていく。
・やられると経験値を落とす
・武器にステータス補正がかかる
・篝火のような休息地点
といった点もあり、サイド視点ながらプレイ感はダークソウルにかなり近いなと思った。

クラスは6つのうち魔法職が4つあり、殴るのもいいけど魔法を絡めた攻撃が楽しい。
キャラ強化はレベルアップによりスキルツリーから能力をひとつ獲得するが、メインクラス以外の能力も獲得できるので育成の自由度は底知れず。なにか一つを極めた専門特化にして育てるのも良いし、色々な職のスキルを取ってマルチクラスなキャラにすることもできる。

メトロイドヴァニア系で他にないと思ったのが拠点システム。拠点に特定のNPCを連れて行くことで装備、ルーン、ポーション、料理などが作れるようになる。どれも重要性が高い。
NPCから受けられるサブクエストもたくさんあり、世界観について少しずつ知ることができる。達成しても良い終わり方をしないのがいかにもダークファンタジーらしい。

気になった点
・リトライからボスまでの距離が遠い。ボス戦に向かう途中で雑魚敵から攻撃を受けるとやる気をなくす。
・左下のステータスが見づらい。HP、マナ、スタミナ、どれが一つ欠けても命取りになるゲームなのでもうちょっと見やすければよかった。
・所々にあるジャンプアクションが中心の「裂け目」ステージはあまり面白くない。
雑感
探索も戦闘もがっつりとしたボリュームで個人的には満足。メトロイドヴァニアとしての楽しさをたっぷり味わうことができた。魔法で遊びたいなら良いと思う。