Metro 2033 Reduxのトレイラー動画
Metro 2033 Reduxってこんなゲーム
「Metro 2033 Redux」は最終戦争後のモスクワの地下世界を描いたFPSゲームです。
あらすじ
舞台は2033年のモスクワ。核戦争によって地上は汚染され、それによって誕生したミュータントが地上の新たな支配者となった世界で、人々は薄暗いメトロ(地下鉄の駅)でミュータントの脅威に怯えながら生活していた。
モスクワ郊外のエキシビション駅では、人間の精神を侵食する、目で見ることができない新種のミュータント「ダークワン」が猛威をふるっていて、病室には毎日たくさんの怪我人が後を絶たない状態が続いていた。
ダークワンの噂を聞きつけエキシビション駅にやってきた熟練の兵士「ハンター」は、ダークワンを人類全体の脅威と考え、さらなる調査のために北のトンネルに向かう。しかし、彼が戻ることはなく、「俺が戻って来なかったら、ポリスに行ってミラーに状況を伝えてくれ」と言伝てを預かっていた青年アルチョムは、ハンターとの最後の約束を果たすため、ポリスに向かうことに。
ゲーム内容
操作は一般的なFPSとほぼ同じ。3つの銃を携えて、敵を撃ちながら進んでいく。
基本的にはステージをクリアしていく一本道のゲームで、一度行った場所に戻るということもできません。
銃は倒した敵から拾うこともできるし、駅で買ったりカスタマイズすることが可能。
他にはジャンプやしゃがみに回復アイテム、ライターに火をつけてクモの巣を焼いたり、ダイナマイトのような投擲武器で攻撃するといったこともできます。
他のFPSとちょっと違って特殊なのが、地上に出るときや汚染地域に入ったときにはガスマスクの着用が必須なところ。ガスマスクのフィルターは有限でときどき換える必要があります。
時間制限の無いゲームですが、フィルターがなくなると窒息死してしまい、チェックポイントに戻ってもフィルターは回復しないので、地上ステージでの探索は手早く済ませなければなりません。
現れる敵はミュータント。
大群で現れるノザリス、オランウータンのような見た目のライブラリアン、空から人間を掴んで連れ去っていくデーモンなどなど、さまざまなミュータントと戦います。
他にもファシストや共産主義者など違うイデオロギーを持った人間同士の戦争に巻き込まれることもあり、地上を焼け野原にした挙げ句、ミュータントという人類共通の敵も作ってしまったのに、まだ人間同士で争うのか・・・と、ちょっと呆れますが、この中でも仲間になってくれる人たちに出会うこともあります。
エンディングは2つあります。
プレイヤーの選んだ選択肢、行動によってカルマが増減。このカルマが規定値より高ければグッドエンディングに、低ければバッドエンディングとなる。カルマが今どれぐらいあるのかはマスクされた情報で見た目ではわからず、内部で処理されている。
ゲームの操作
ゲームコントローラー、マウスキーボードで操作します。
良かった点・微妙だった点
重厚なストーリーとリアルな雰囲気
もともとストーリーに定評がある小説が原作ということで、話が面白い。Falloutのようなユーモアはなく、生活空間の見せ方とか薄暗く不気味なトンネルの描かれ方など他のアポカリプス系のものとはまた違った雰囲気がすごく良い。
テンポが早い
キャラを強化したりクラフトしたりする要素がなく、戦闘とストーリーに特化したゲーム。ミュータントを倒しても何も手に入らないから、レベル上げや探索する楽しみはあまり無い。個人的にFPSは銃だけ強くなってくれればいいからさくさく進めるこっちの方が好み。ただ、敵が固いのとプレイヤーを迷わせるマップの構造になっているのはテンポ的にはマイナス。
意外と怖いホラーゲーム
ホラーゲームだと思ってなかったので、何度も不意をつかれ、本当に怖かった。FPS視点、音楽は環境音のみ、血やヒビが割れる画面効果により没入感があるので、ミュータントに襲われたときの迫力はかなりのものです。
日本語化することができる
公式では日本語非対応だけれど、日本語化することができる。
どこを見てもおじさんだらけ
女性がいない世界のゲームLisaのように基本的にはおじさんしか出てこない。仲間になるのもおじさんで、別れた後に、次に仲間になるのも似たようなおじさん。どんな人物なのか深掘りされずにあっさりといなくなってしまうため、特徴を捉えられずに愛着が湧きづらい、似たような人ばかりに見えてしまう。
ウインドウ化できない
細かい設定ができず、画面もフルスクリーンにしかできない。
Metro 2033 Reduxをプレイした感想まとめ
9時間でクリア。
終末世界の地下鉄を舞台にした独特な雰囲気と、普通の青年だった主人公が人類の存亡をかけて戦うストーリーが良かった。そして、めちゃくちゃ怖かったです。こんなにハラハラドキドキさせてくれるFPSは初めてかもしれない。あとは、重要そうな人があっさりいなくなったり、人物の描かれ方が少し浅いのは気になりました。小説の方だとどうなっているかわからないけど、ここはかなり端折られている印象を受けました。このシリーズは初めてですが、小説も読みたくなってポチってしまい、続編も今からやるのが楽しみです。雰囲気が最高に良いのでポストアポカリプスの世界観、シリアスなFPSが好きな人にはオススメします。