「And Yet It Moves」の紹介レビュー 破いた紙で作られた世界を旅する2Dアクションパズル

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オーストリアのBroken Rulesが制作した
2Dアクションパズル

破いた紙で作られた世界を旅するゲーム。

走ったりジャンプしたりの自キャラの操作に加えて、
世界そのものを「回転」させるパズルが特徴。

左右に90度回転して
壁や天井だったものを足場として使い、
紙でできた複雑な地形を進んでゴールを目指すゲームとなっている。

戦闘などはなく、
一番の敵は道なき道しかない環境。

ジャンプや走るだけでは通れない環境のギミックが盛り沢山にあり、

世界を回転して「石の重さで蜘蛛の巣を破壊」「天井に向かっていくコウモリを誘導してトカゲを追い払う」など重力を変えることで様々な問題を解決しながら進んでいく。

ただし回転すると自分の足場も移動してしまうのが本作の難しいところ。

足場のない場所に落ちると当然即死となり、
無事に着地しても滞空時間が長いと体が落下速度に耐えられずにぐちゃぐちゃになる。

回転して落下しないようにしつつ、できるだけ短い距離で次の足場に移る・・・となかなか考えさせられるパズルになっている。

人型のシルエットにたどり着くとゴール。

パズル自体は難しいものもあるが、
チェックポイントが狭い間隔で用意されているので全体的に難易度は易しめ。

良かった点

・画面を動かして周りの環境を変える斬新なパズル
・紙のコラージュでできた独特な世界
・キー設定があり、キーボードでもコントローラーでも操作に困らない
・クリア時のゴーストと競うスピードランや回転に制限回数がつくサバイバルモードといったやりこみ要素があり、クリア後も遊べる

気になった点

・音楽が寂しい、BGMもない
・文字がなくどんな世界観なのか?などストーリーを感じさせるものが乏しい

総評

ちぎった紙を繋げたステージで、パズルの解き方もかなり独創的。ギミックもステージごとに違う飽きさせない作りで古いゲームながら良いゲームだと思った。
落ち着いた雰囲気のパズルが好きな人にはおすすめ。

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