イギリスのSmall Impact Gamesが制作した
タルコフライクなFPS
舞台は第一次世界大戦が終わらずに
産業化が限界まで達した1990年代架空の宇宙。
3つの超大国が宇宙で三つ巴の戦争を繰り広げる中で、植民地や工場を荒らし回るMarauder(襲撃者)となり、他プレイヤーと物資を奪い合うゲームとなっている。
◆ゲームプレイ
マッチングは1戦15分程度。
1~4人で参加できるPvPvEとなっており、
他のプレイヤーたちと同じ空間で戦い、戦利品を獲得していく。
お宝探しの楽しさが本作最大の魅力で、
やられると物資を全ロストするためスリルも満点。
タルコフとやる事は概ね変わらないが、レイドの前後に宇宙船を操縦して他の宇宙船を攻撃したり潜入して船を奪えるパートがあり、他のタルコフ系とは一味違うプレイが楽しめる。
ゲームの流れとしては、
①宇宙船に乗って施設を探す
②施設に侵入してアイテム漁り(レイド)
③用が済んだら施設から脱出
④宇宙に漂っているワープで拠点に帰る
持ち帰った物はトレーダーに売却できるほか、クラフトの素材としても使える。
「◯◯を持ち帰れ」といった契約ミッションをこなすと作れる物が増えるので、お目当ての物が手に入ったらすぐに帰るのも手。
リアルを追求したサバイバル要素は抑えめになっていて、
カジュアルに遊べるところも魅力。
管理するのは体力と酸素(制限時間)くらいで、体の部位のヘルスメーターはなし。
また、アーマー、ピストル、弾薬と最低限の装備品が毎回支給されるので「全部失ってもいいや」くらいの軽い気持ちで挑みやすい。
良かった点
・全体的にハードルが低めでソロでも遊びやすい
・宇宙船でのドッグファイトが斬新、うまく潜入できれば船を奪って自分の物にできる
・無事に戦利品を持って帰れるか?という緊張感
・タルコフほど暗い場所もなく、目にも優しい
・日本語対応
気になった点
・ドック前などの出待ちが多い
・AIの傭兵が多く、無限に沸いてくるのが少し面倒
◆総評
まだアーリーアクセスだが、現状でも完成度はかなり高い。
マッチの最初と最後は宇宙船で移動・交戦するので、ひたすらレイドをしたい人にとっては無駄な要素に感じるかもしれないが、これが独特な点でもありハマると面白い。
緊張感高めのトレハンがしたい人にはおすすめ。