フードデリバリーサービスってこんなゲーム
あらすじ
舞台は日本のどこにでもあるような住宅街。友人に誘われ野平町にやってきた主人公はデリバリーフードサービスの配達員としてこの町で働くことに。
ゲーム内容
仕事の流れは現実のウーバーイーツとほぼ同じ。配達リクエストが入ったら指定されたお店に行って商品を受け取り、商品を配達して依頼者の元へと届けるという内容。
受注も目的地へのマップナビも全てスマホがやってくれる。プレイヤーは自転車に乗って目的地に向かうだけ。
しばらく何日間か配達の仕事をしていると住民たちと仲良くなっていき、この街で流れている奇妙な噂を聞きつけるようになります。
そして、そのころから主人公の周りで不可思議な出来事が起こり始める・・・。
ゲームの操作
良かった点・微妙だった点
不気味でちょっと怖い配達員体験ホラー
配達員として仕事をしていた主人公が自然な流れで奇妙な事件に巻き込まれていくミステリーホラー。ドッキリ系は無く、意味が分かると怖い系。初めての街でたくさんの人と接する機会の多い配達員ならこういう不可思議な体験の一つや二つあるかもしれない。
簡易的なウーバーイーツシミュレーター
本格的なシミュレーターではないが、雰囲気は充分味わえる。店で料理を受け取ってそのわずか5mほど先にある家に配達したりと笑いを誘う展開もあって面白い。
定価でも安い
この内容で300円なら良心的な価格といえる。
セーブ機能が欲しくなる
このゲームはマルチエンディング制となっているが、2週目以降の配達パートは目新しいものがないため、ただの作業になってしまう。できればスキップか任意のタイミングでセーブできる機能が欲しいところ。
ひとけが無くて街中が寂しい
日本の住宅街、自転車をこぐ音、夜は虫の、グラフィックも環境音もリアルでこだわりがあってとても良い。が、配達の仕事はたくさん入るのに車はおろかひとっこひとり通らない街中にどうしても違和感がある。
後味が悪いエンディング
確認できたエンディングは2つ。最初は皆が通るであろう普通のBAD ENDで、反射的に次は選択肢を全て逆にすれば良いENDが見れるはず・・・と思っていたのだが、こちらも後味が悪い系で少し拍子抜け。
バグでクリアできないイベント
具体的には街にある神社に、いかにも重要な役割を担っていそうな猫が木の上にいて、そのネコを助けるための梯子が近くに置いてあるのだが、バグなのか、仕様なのか、この梯子を持つことができないため猫とのイベントがクリアできず最後までモヤっと感が残った。
フードデリバリーサービスをプレイしてみた感想
2時間ちょっとプレイしてみた感想。今までありそうで無かったウーバーイーツを基にしたアドベンチャーゲーム。最後までやってみて配達もストーリーもなかなか楽しめたゲームでしたが、不満点もいろいろ残ってしまった。今後のアップデートでの改善に期待。ウーバーイーツの仕事に興味がある人、ちょっと怖いアドベンチャーゲームがやりたい人にはオススメします。