厳重に閉ざされたホテルの一室から脱出する一人称アドベンチャー「The Guest」の紹介レビュー

5

The Guestってこんなゲーム

スペインのTeam Gothamが開発した一人称視点の脱出アドベンチャー

1986年のマサチューセッツ州。

医者のエフゲニ・レオノフは、世界中から科学者が集う権威ある学会に呼ばれ、そこで演説を行うはずだった。しかし、その前日に泊まった「オークランドウッドホテル」ですべての予定が狂いはじめる。

ドアノブのないドア、コード式のロック、遮断された電気、厳重なセキュリティによって一室に閉じ込められたレオノフは、部屋の中を探索しホテルからの脱出を試みる

 

ゲームプレイ

プレイヤーはレオノフを操作。目的はホテルから脱出することで、そのためにスイートルームの部屋の隅々まで調べてパズルを解いていく。

部屋の中は、寝室・リビング・洗面所と行ける範囲は狭いが、パズルがぎっしり。アイテムや書類などがあちこちに転がっている。

特に手に入るアイテムがとにかく多く、部屋を調べるうちに雪だるま式に増えていく。入手したアイテムは見る・使うほかに組み合わせることもできる。

全体的なパズルの難易度はそれほど高くはないけれど、『オルゴールの音色を耳コピして自分で奏でる』というパズルだけは少し難しい。

曲を聞いてコードを解くパズルだが、3回間違えると曲がランダムに変更するため苦手な人はとことん解けない仕組みで、音感に自信がない人は苦労するかもと感じた。

パズルはたくさん用意されているが、ストーリーの方はちょっと物足りない。

登場するのは主人公だけで、会話は電話やメッセージによる相手からの一方的なもの。主人公がまったく話さないのも不自然で、この世界の情報はすべて部屋に落ちている書類によって明かされていく。書類を読むことで主人公がホテルまで来た経緯が知れたりして、最初のうちはドキドキしたが、他の情報が最後までほとんどなく、いろいろと説明足らずな感じがした。

エンディングも一つしかなく、クリアしても待ち受けるのは絶望感、いわゆるバッドエンドしかない。せっかく謎を解いてきたのに「最後にこれかぁ・・・」という感じで達成感は皆無だった。

良かった点

・雰囲気の良い豪華なスイートルーム、飾られてる家具などの作りが細かい
・精巧な小物などを使ったパズルが多く、The Room的なパズル好きにはたまらない
・日本語化が可能

微妙だった点

・主人公以外の情報が少なく世界観にのめり込む前に終わる
・救いのないエンディングしかないので別エンディングがあっても良かった

総評

51/100

ストーリーはなんともいえないほど微妙だが、パズルはまとも。次々と色々なパズルが出てくるので、ホテルにまつわるパズルが解きたい人にはおすすめしたい。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です