エイリアンの猛攻を凌ぐトップダウン型シューティング「Shadowgrounds Survivor」の紹介レビュー

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Shadowgrounds Survivorってこんなゲーム

フィンランドのFrozenbyteが開発・発売したトップダウンシューティング

『Shadowgrounds』は、衛星ガニメデのコロニーに残された人類たちが力を合わせ、エイリアンの襲撃に立ち向かう物語が描かれた作品。

本作はシリーズ2作目。主人公は前作1人だけだったのが今作は3人に増え、ステージごとに操作するキャラが変わる。シリーズ物ではあるけれど、前作との繋がりは薄いので本作からやっても問題なし。

 

前作からの変更点

ゲームの基本的な部分は前作と変わらないが、システム面はいろいろ変わった
たとえば、

・操作キャラクターが3人に増えた
・グラフィックスの強化
・レベルアップシステムの実装
・いくつかの武器追加
・固定カメラだったのがフリーカメラも可能に
・マップがコンパクト
・日本語化できる

など。

フリーカメラになったことで自由に周りを見渡せるようになったのが快適。前作は探索要素のない一本道のわりにマップが無駄に広かったが今作はどのマップも小さく迷う心配もなくなりカジュアルな作りになった。

全体的にストレスになる部分が削られて前作以上に遊びやすい

使えるキャラはルーク、ブルーノ、イサベルの3人。

キャラによって所持武器が異なり、レベルアップによって獲得するスキルも違う。ルークは標準的なタイプで、ブルーノはミニガンや火炎放射器など強力な武器を扱うが弾無制限のピストルが無いので球切れに気をつける必要がある。イザベルはHPが低いもののクリティカル確率が圧倒的に高く中ボス級の敵でも一撃で仕留めれるのが非常に楽しい。

 

グラフィック

もうひとつ良かった点。前作と比べてキャラの質感や動きがよりリアルになった。

物理エンジンも改良され、オブジェクトが転がったり撃つと吹き飛んだりする。また、倒した敵はただうずくまるだけじゃなくなり、撃った手足がちゃんとバラバラになって飛んでいく。

エイリアンの迫力が増し、ゴア表現が以前より豊かで爽快感もアップした。

良かった点

・爽快感を重視したシューティング
・弾の心配もほとんどいらないカジュアルな作り
・マップが前作より小さく遊びやすい
・ゴア表現、グラフィックが改善され前作以上のクオリティに
・日本語化可能

微妙だった点

・1キャラ2~3種類の武器しかないから攻撃の幅は狭まった
・ボスが序盤の一体しかいない
・ボリュームがない(クリアまで4時間)

 

総評

54/100

前作よりゲームプレイの面は良くなったが、今回のストーリーは当たり障りのないもので、ボリュームも半減。そのため純粋な続編というよりは前作のスタンドアローン化したDLCと言った方が正しい感じがする。とはいえ、元々のゲームの出来がそこそこ良い上に、今作は日本語化もできて快適に遊べるのでおすすめ。

 

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