Cult of the Lambのトレイラー動画
Cult of the Lambってこんなゲーム
概要
・イギリスのMassive Monsterが開発、2022年8月12日にリリース。
ゲーム内容
・あらすじ
主人公は「古き信仰」という教団に捕まったごく普通の羊。
羊の体めがけて執行人が斧を振り下ろし、主への生け贄として捧げられようとしたその瞬間、古代の神「待ち受けし者」に直面する。
死の淵から救われた羊は待ち受けし者に従い、羊たちの教団「赤き王冠」の教祖となる。信者を増やし、信仰を深め、赤き王冠の秘めたる力を解放していくことに。
・ダンジョン攻略(聖戦)
ダンジョンパートと町づくりパートがあり、ダンジョンパートでは「古き信仰」の拠点に1人で乗り込み、異教徒たちを倒していく。
ローグライク仕様なのでマップはランダム、最初のフロアでランダムな武器と呪文を受け取るとスタートする。
マップはSlay the Spireのようなあみだくじマップ。
下から上に向かって2~5つのステージをクリアしていき、最後にボスステージをクリアすると拠点に戻りストーリーが進行していく。アイコンが各ステージの報酬を表していて、人なら信者、剣なら武器、石、木、といったようにステージによって報酬が変わる。
ステージに突入した後は各部屋をまわって異教徒たちを倒す。
部屋のほとんどはアリーナ形式で、敵をすべて倒すまでは出られない。こちらのアクションは近接攻撃、魔法、回避ローリング。
「パリィ」や「ジャストガード」のような難しいアクションはない上に、スタミナやローリングの回数制限もなく、敵は攻撃の前に体が光るのでローリングだけでも避けやすい。
攻撃を当てると敵はノックバックするが、攻撃モーションは剣ではキャンセルできないので、先制攻撃するより敵の攻撃をかわしてからカウンターで攻撃する方が安全に戦える。回復アイテム(ハート)が出てくることは稀なので、ダメージを受けないように立ち回ることが重要になる。
部屋にはアリーナ以外にもいろいろなタイプがあるが、タロットカード部屋が一番の当たり。
部屋にいるNPCに話しかけるとキャラを強化する(そのダンジョンでのみ)カードが2枚配られ、プレイヤーはどちらかを選択する。お金を払えばさらにもう一回カードを引ける。
・町を発展させる
町では素材を集めるための施設や宗教的な建造物を建て、教義を広めて信者を教育し、キャラクターを強化するなどしてカルト教団を運営していく。
信者には満腹度、清潔、信仰のステータスがあり、食べ物を与えたり町を掃除したりして信者たちの信仰心が下がらないように管理する。
信仰のステータスは町の全員と共有で、たとえば一人の信仰が-10になると、町全体の信仰心も-10になる。信仰が低いと他の信者の作業を邪魔する離反者が出てくるので気をつけよう。
▼信者には採掘や伐採などの「作業をする」か、「祈りを捧げる」かを指示できる。祈りを捧げると時間経過で「祈念」が生み出され、これが貯まると神からの啓示を受け、新たな建造物などをアンロックできる。
▼1日1回だけ信者たちを集めて「説教」することができ、信者たちから力を奪える。貯めた力でキャラクターの能力、武器、魔法を恒久的にアップグレードできる。
・総評
67/100
かわいらしい見た目に反して闇が深くユーモアに溢れたゲーム。自分が教団の教祖になるというかなり尖ったコンセプトで、自分で経典を作成し、信者に何を求め、どういった教団にするのか、その方向性を自由に決められるのが楽しい。アクションも複雑でなく動きも軽快で悪くない。軽めのアクションゲームがやりたいときにはうってつけの作品だと思う。ただ全体的にかなり浅く、ジャンルはローグライクとコロニーシムを合わせたような感じだが、どちらも中途半端な出来に感じた。ローグライクとしては武器は短剣、剣、ハンマー、斧の4種類しかなく、タロットカードによる強化は一回の冒険で2~3回しか行われないので、ビルドシステムはあって無いようなもの。武器も強化も特徴が無く、毎回同じようなパターンになりがち。コロニーシムとしては7時間ほどでキャラクターの強化がほぼ終わり、そこからは町づくりする意味がなくなってしまう。これから無料で少しずつコンテンツがアップデートされるらしいので今後に期待。
ゲームの操作
ゲームコントローラーが推奨されている。
良かった点・微妙だった点
良かった点
・アニメーションが細かくよくできてる
・他では絶対にできないような教祖体験
・コロニーシムとローグライクアクションの斬新なミックス
・日本語対応
微妙だった点
・全体的にまだ浅い
・戦闘がワンパターン