未来都市で起こった事件を捜査するアドベンチャーゲーム「アルカディ・スミスの事件簿」のレビュー

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アルカディ・スミスの事件簿のトレイラー動画

アルカディ・スミスの事件簿ってこんなゲーム

概要

・アメリカのWobbly Toothが開発、2020年4月14日にリリース。

ゲーム内容

ゲームプレイ
未来都市で起こった事件を捜査するアドベンチャーゲーム。プレイヤーはこの都市で有名な刑事、アルカディ・スミスとして事件の捜査を引き受け、数々の凶悪な犯罪に立ち向かっていく。

舞台となるのは警察署(CitySec)、一般病院(メディカルクリニック)、病院(モルグ)、アパート、バーといった建物が立ち並ぶオープンワールドの未来都市。ネオンに輝く日本語や中国語の看板が目立ち、街並みはアジア風。マップがとても広く移動には車が用意されている。

ガイドやチャートリアルが無いので最初から何をしたらいいかわかりにくいが、まずは自宅でIDカードと銃を手に取り警察署で事件の捜査を引き受けることでゲームが進行する。

事件の数は全部で10件あり、どれから進めても問題ない。ただし、一度に複数の事件を受け持つことはできず、選んだ一つの事件を追っていくことになる。

事件を選択した後はPC端末で詳細を確認。

事件現場が記載されているので、そこに向かうと本格的に捜査が始まる。被害者や遺体の状態を調べ、周辺の人々に聞き込み、証拠品がないか探し、そしてそこから犯人や凶器の特定、犯行の方法などを割り出す。

もし決定的な証拠品が見つかれば、病院に行ってDNA検査したり警察署に行って指紋照合したりすることで科学的に根拠を示し、犯人から犯行の動機を聞き出せる。

事件が解決してもまだ刑事としての仕事は続き、警察署で事件のレポートをまとめて提出する。

犯人の名前、犯行の方法、動機、この3つを選択肢から正確に選ぶとクリアとなり一つの事件が終わる。

 

総評
30/100

最初は何をしていいのかわかりにくいが、ゲーム自体の仕組みはシンプル。事件の捜査を引き受けて未来都市で犯人を探す、というもの。推理もあって値段の割にそこそこボリュームもあり、警察署で捜査を引き受けることに気づければ後はトントン拍子に事が進んでいくので楽しくなっていく。街並みは綺麗で良かったが、マップが広くて移動が少しストレス。車が便利とはいえ車の移動がゲーム時間のおよそ8割を占め、同じ景色を見るのに飽きてくる。それと事件にはもう少しストーリー性を持たせて欲しかった。あまりにも動機として普通すぎて刑事ドラマのような展開はなく盛り上がりに欠ける。

ゲームの操作

ゲームコントローラー、マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・人々の格好や街並みなどがサイバーパンクの世界観に溢れている
・聞き込み調査したり推理をしたり、証拠品を集めてDNA検査や指紋照合と資料作成に至るまで刑事としての仕事が意外と本格的
・値段のわりにボリュームがそこそこある
・日本語対応(機械翻訳)

微妙だった点

・全く同じ構造の建物
・移動ばかりで退屈な時間が多い
・刑事物のわりにストーリーが薄く、主人公と犯人のバッググラウンドもほとんどない
・序盤は何をしたらいいかわかりにくい

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