家に恐怖の電話がかかってくる探索ホラーゲーム「Is Simon There?」のレビュー

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Is Simon There?のトレイラー動画

Is Simon There?ってこんなゲーム

概要

・カナダのStanislaw Truchowskiが開発、2022年5月7日にリリース。

ゲーム内容

あらすじ
息子のサイモンが亡くなってから数ヶ月後のある日。

母親の家には不気味な侵入者たちが押し寄せ、「Hi, is Simon there?(サイモンはいますか?)」と聞いてくる何者かからの電話が鳴り続けている。プレイヤーは苦悩を抱えた母親を操作し、息子サイモンにまつわる謎の真実を解き明かしていく。

 

ゲームプレイ
亡くなった息子の記憶を辿りながら自宅を探索、謎解きもあるホラーゲーム。

探索できる場所は、キッチン、リビングルーム、長い廊下に小部屋が4つほど。

行ける場所はそんなに多くなく、1~2分あればすべての部屋をまわれるほど。この狭い空間をぐるぐると周って、部屋を隅々まで調べ、必要なアイテムや息子の写真を探すことになる。

前作「Within Skerry」でもそうだったが、イベントの発生が独特で、いつ何が起こるかわからない緊張感がある。例えばA部屋、B部屋、C部屋を順番に探索して何も見つからなかったのに、A部屋に戻ると突然イベントが発生するといったことがあり、一度探索した場所だからと安心していると不意をつかれる。

一応、敵(侵入者)も存在する。
敵と遭遇してもチェイスや戦闘などはなく、ゲームオーバーになることもなかった。

エンディングは全部で3つ。

最初のエンディングは道なりに進んでいくだけなので簡単だが、残りの2つは最初のエンディングを避けながら謎解きをするので、少し過程が複雑になっている。

セーブはないけれど代わりにチェックポイントがあり、クリア後はエンディング分岐前からやり直せる。

ゲームの操作

マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・P.T.を想起するホラー
・どこでフラグが立っているのかわからないので緊張感があり、常にドキドキさせられる
・ストーリーもしっかりあるマルチエンディング
・日本語対応(機械翻訳)

微妙だった点

・ダッシュしても足が遅い、無駄に長い地下の廊下
・機械翻訳なこともあって不可解なエンディングもある
・侵入者のデザインがイマイチで怖くない

総括

3時間で全エンディングクリア

グラフィック自体は普通で侵入者も怖くないですが、プレイヤーの心理を逆手に取ったジャンプスケア演出や見せ方が本当に上手。この作者さんのゲームにはいつもまんまと騙され、毎回いろんな場面で鳥肌が立ちます。今作は悲しすぎるストーリーにも泣かされました。

謎解きもあるホラー、探索ホラーゲームが好きな人にはおすすめします。

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