トルコの雪山で生き抜く極寒サバイバルゲーム「Erzurum」のレビュー

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Erzurumのトレイラー動画

Erzurumってこんなゲーム

概要

・トルコのProximity Gamesが開発、2021年2月11日にリリース。

ゲーム内容

ゲームプレイ
氷点下の気温、野生動物、空腹と喉の渇き、厳しい環境の中で生きる極寒サバイバルゲーム。

ゲームの舞台は、トルコの東部に位置するエルズルムという実在の都市。

この辺一帯の地域は標高が1900mと高く、気温差が激しいのが特徴で、夏は30度まで上昇し、冬は40度近くまで冷え込む。ゲーム内では山に隕石が衝突した翌日から始まり、隕石によって環境が少し変わったエルズルムを旅することになる。

 

サバイバル
主人公のステータスは体温、眠気、喉の渇き、空腹。いずれかが無くなると徐々に体力が減っていく。

生きていくためには、睡眠をとったり暖をとる必要があるが、このゲームは家を建設したりキャンプを設営したりといったことはできない。

隕石で地元の住人たちは他の都市に行って避難しているので、一時的に空き家になった民家や施設にお邪魔して、拠点として利用することになる。

 

モード
ミッションがなくサバイバルだけに特化したサンドボックスモード、高難易度の時限ミッションなどに挑戦するチャレンジモード、テイランという青年を操作して隕石や裏で起こっている事件の謎を追うストーリーモードの3つのモードがある。

ランダム性はなくアイテムなどの場所は固定で決められている。ストーリーモードの場合、地図に次の目的地が表示されているので、初心者でもやりやすい。

ゲームの操作

ゲームコントローラー、マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・歩いていると地元の音楽が流れ、家ではケバブやチャイを作れるなどトルコの生活感がある
・グラフィックが綺麗、山の景色がリアル
・3つのモードでいろいろな遊び方ができる

微妙だった点

・サバイバル要素は薄い
・物理演算がおかしい
・セーブが一つしかない
・日本語非対応

総括

4時間遊んでみたインプレッション。

物を拾うときの反応が悪く、動物の不自然な挙動、キャラはとあるゲームのパクりでゲーム自体の出来があまり良くないです。サバイバルゲームとしても微妙で、外では木の枝以外は拾えず、建設することもできません。クラフトは一応できますが、種類は少ないです。物資の収集は、家の中に入ればさまざまな物が並べられていて、家を探索するだけで必要な物資が全部拾えるので、100m間隔で配置されている家や施設をまわるだけ。良かった点は、音楽を聴きながら料理を作ることができ、トルコの生活感がよく出ていて雰囲気は良いです。ただ、雰囲気だけなので、本格的な雪山を冒険するなら同じようなゲームのThe Long Darkの方が良い体験ができると思います。

一風変わったサバイバルゲームがやりたい人にはおすすめします。

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