廃墟化した精神病院を探索する一人称視点のホラーゲーム「The Hike」のレビュー

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The Hikeのトレイラー動画

The Hikeってこんなゲーム

概要

・Simionescu Mihneaが開発、2022年5月6日にリリース。

ゲーム内容

あらすじ
舞台はアメリカのレッドリバー国立公園(架空の公園)。
公園内にある精神病院ではかつて大きな暴動が発生し、それからは世間から隔絶され米軍が極秘に管轄する施設となっていた。

暴動から長い年月が過ぎたある日の深夜、病院から発信されたものと思われる奇妙な映像が突然地元のテレビで放送される。

放送を見た地元のハイカー、ジョン・レイクは、この奇妙な映像の正体を探るため、自分の足でレッドリバー国立公園を調査することを決意する。

 

ゲームプレイ
廃墟化した病院を探索する一人称視点のホラーゲーム。

舞台となる病院は大きく、暴動で半壊した影響もあり、迷路のように複雑な構造になっている。病室を一つずつ地道に調べ、鍵を見つけて先に進む、というのがゲームの大半の流れで、戦闘や謎解き要素はなく、探索が中心。

 

探索
探索ではキーアイテムを見つけることの他に、本作では一部の家具は動かすことができるところが特徴。

家具の後ろが実は通路になっていたりするので、部屋に入ったときにキャビネットなどがあれば近づいてよく調べてみよう。

 

注意点
ゲーム内に時間制限は無いが、時間をかけすぎると最悪詰む可能性がある。

病院の中はとても暗く、懐中電灯が必須なのだが、バッテリーがあまり手に入らないので、探索に多くの時間はかけられない。
部屋の数も多くすべて調べているとバッテリーがどんどん減ってしまうので、できるだけ探索は素早く終わらせよう。

 

操作
インタラクト クリック
懐中電灯を持つ 右クリック
ライトのオン/オフ Fキー
しゃがむ Ctrlキー
走る Shiftキー
ジャンプ Spaceキー

ゲームの操作

マウスキーボードで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・序盤の夜道を散歩するような雰囲気
・隠し通路を見つけるのが楽しい
・チェイス中はチェックポイントを越えた場合やられてもすぐ手前からやり直せる

微妙だった点

・あまり怖くない
・Hikeする場面は序盤ですぐ終わってしまう
・日本語非対応(クリアするだけなら問題なし、音声に英語字幕が無いのでストーリーをすべて把握するのは少し難しい)

総括

1時間ちょっとでクリア。

プレイヤーを驚かすような演出がほとんどなく、おとなしいホラーゲームでした。終盤は追いかけられますが、チェックポイント地点が細かく用意されているので、ホラゲーが苦手な人でも挑戦しやすいゲームだと思います。個人的にはHikeというタイトルが引っかかり、山にまつわるホラーを期待していたので、すぐに場面が病院に移ってしまったことは残念でした。病院でやることは他のホラーゲームでもよくある探索物のありふれた内容ですが、見方によってはホラゲーの王道パターンともいえるかなと思います。

値段相応の面白さはあるので、病院が舞台のホラーゲーム、探索中心のホラーゲームが好きな人にはおすすめします。

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