The Planet Crafterのトレイラー動画
The Planet Crafterってこんなゲーム
概要
・惑星の環境を整え、人が住みやすい惑星へと変えるサバイバルゲーム。
・フランスに拠点を置くMiju Gamesが開発、2022年3月25日にリリース。
ゲーム内容
「The Planet Crafter」は不毛の惑星を自然豊かな地に変えるサバイバルゲームです。
舞台となるのは生物もいない、大気もない、水もない、砂ぼこりが舞って大地が赤く染まった、敵性勢力が所有する惑星。
そんな危険な惑星に囚人である主人公は自分の刑期を縮めるため、半ば強制的に送られてきます。減刑の条件は「惑星をテラフォーミングする」というもので、数少ない資源から生きるためのツールを作成し、惑星を緑豊かな地へと変え、人が住める環境を作ることが主人公の目的となります。
主人公のステータスは体力(満腹度)、喉の渇き、酸素の3つ。
敵は出てこないですが、時間経過で徐々に3つのゲージが減っていきます。特に酸素の減りは早く、最初は脱出ポッドの周りしか探索することができません。
主人公は初期から鉱石を掘る道具を所有しており、これで近くにある鉄、マグネシウム、チタニウムなどの素材を集め、ポッドのクラフト装置から酸素ボンベやバックパックといった装備品をアップグレードして探索の範囲を広げていきます。
クラフト装置で建設チップを作ると建物や設備を設置することができるようになり本格的にテラフォーミングが始まります。
ヒーターを設置すると惑星の温度が少しずつ上がっていき、植物を育てると惑星に酸素が生成されていきます。かなりの作業になりますが、数を増やすと放っておくだけでだんだん地球と遜色ない惑星へと変化していきます。これらの設備には電力の供給が必要ですが、タービンやソーラーパネルを建てるだけで惑星全土に電力が供給されるため、電線を建てたりケーブルで繋ぐといった面倒な作業が一切ない点が嬉しいところ。
▼設計図は不時着した宇宙船の探索、または酸素や気圧やテラフォーミング指数を上げることでアンロックされます。
▼時々やってくる隕石イベントは序盤貴重なアルミニウム獲得のチャンス。
▼惑星に大気が生まれると空が青くなり雲が現れ雨が降る。当たり前のことだけど惑星の変化を感じられる瞬間が一番楽しい。
ゲームの操作
ゲームコントローラー、マウスキーボードで操作します。
良かった点・微妙だった点
良かった点
・惑星の成長と変化を見るのが楽しい
・どこでも拠点を作れる、内装の自由度が高い
・電力の供給が楽で建築に集中できる
・隕石などのイベント
・日本語対応
微妙だった点
・エリアがそんなに広くない
・サバイバル感が薄い
・惑星が成長するのを待つ必要がある
総括
6時間ほど遊んでみたインプレッション。
陸上版のサブノーティカと言ってもいいぐらい素材は良さげなサバイバルゲーム。肝になっているテラフォーミングの部分がかなり良くできていて今までのコロニーシムには無かった魅力があります。惑星に大気が現れることで外で植物を育てられるようになったり天候にも変化が生まれ、惑星の温度が上がることでダンジョンの奥に行けるようになったりと地道にテラフォーミングした結果が見た目やプレイ感にも影響を与えてくるのが面白い。気になった点は、現時点ではエリアが狭く探索は乱雑に置かれた資源を拾ってクラフトするだけになってしまい、ストーリーは薄く、敵がいないサバイバルは物足りなさを感じ、ゴールドクレート(宝箱)はゲームの世界観を壊しているような気さえする。まだバージョン0.4なので今のところはなんとも言えない出来ですが、フィードバックを積極的に受け付けている開発さんなので今後に期待できそう。
戦闘が無いサバイバルゲームが好きな人、宇宙、テラフォーミングに興味がある人にはおすすめします。