Indivisibleのトレイラー動画
Indivisibleってこんなゲーム
概要
・おてんば娘とその仲間たちが神話に挑むアクションRPG。
・アメリカのロサンゼルスに拠点を置くLab Zero Gamesが開発、2019年10月9日にリリース。
あらすじ
主人公はアシュワット村に住む少女アジュナ。
父インドラの元で日々鍛練を積むアジュナであったが、突然何者かの襲撃を受ける。父と故郷を失ったアジュナは自分の中に眠っていた力に目覚め、敵将ダールを無意識に自分の精神世界に幽閉し、父の仇を討つため敵の親玉ラバナバの元へと向かうこととなる。
20を超える探索アビリティ
マップはメトロイドヴァニア風で、入り組んでいるダンジョンや街を進む横スクロールアクションとなっています。
最初はダッシュとジャンプといったシンプルなアクションだけなので行ける場所が限られていますが、冒険の先々でさまざなアビリティを覚えることで行動範囲が広がっていきます。
母の斧を振って壁にひっかけ、さらに高くジャンプするアックスハング。
槍を地面に突き立てしならせた反動で自身を高く飛ばすパイレーツリープ。
天井に張り付いて移動するバーナクルグリップ。
剣山地帯を槍で飛び跳ねて進むスキャリワグスプリング。
他にもエアダッシュや弓など、探索や移動に役立つアビリティを最終的には20以上習得。
リアルタイムバトル
戦闘は探索パートで敵シンボルに攻撃アクションを取ったり、敵から攻撃を受けるとそのままシームレスに戦闘が始まります。
戦闘に参加できるキャラは4人まで、攻撃はキャラの配置とコントローラーのボタンが連動していて、方向キー+攻撃でスキル発動。
敵の攻撃に対しては防御で対応。
防御もキャラの配置とボタンが連動していて、1ボタンで防御します。攻撃に合わせてタイミング良く防御するとジャストガードとなり、披ダメージを大幅に減らすことができます。普通の防御だと敵の攻撃がかなり痛いので積極的にジャストガードを狙う感じになります。他には全体防御があり、敵の全体攻撃に対してはしっかりこの全体防御をする必要があります。
攻撃やジャストガードが成功すると、画面左上のイッディゲージが貯まっていき、貯まりきると必殺技を出せるようになります。
キャラ強化
装備による強化は無く、敵のリポップも無いのでキャラ強化要素は薄いです。レベルは上がってもどのステータスが上がったのかわからず、こちらの進行度に応じて敵も強くなっていくため、強くなった実感があまりありません。
キャラの能力を上げるにはレベルアップのほかに、赤い宝石のリンセルを集めることで攻撃力や防御力を上げることができます。リンセルはわかりずらいところにあり、ダンジョンの脇道やメインルートから外れたところを隈無く探索していると見つけられることがあります。
ゲームの操作
ゲームコントローラー推奨です。
良かった点・微妙だった点
良かった点
・滑らかに動くキャラのモーション
・格闘ゲームのように直感的に操作して戦う戦闘
・20を超えるアビリティとキャラで探索と戦闘共に奥深い
・少年漫画のような終盤の熱い展開
・アジュナの猪突猛進な性格が魅力的
・こまめにセーブポイントが用意されていてすぐにやり直せる
・日本語対応(コンソール版と違ってボイスは英語)
微妙だった点
・キャラクターの成長を楽しむRPG的な要素があまり無い
・移動がメインで、後半は高難易度プラットフォーマー並に移動が忙しくなる
・クリアまでに一回だけフリーズ、画面に全く違うものが表示されるなど細かいバグ
総括
15時間でクリア。
格ゲーとRPGのコマンドバトルが融合したユニークな戦闘が特徴的で、Skullgirlsを手がけた開発だけあってアニメーションはさすがの一言。他のRPGには無い魅力があるのは確かで、斬新なシステムがしっかりと機能していて面白かったです。しかし、移動がなかなか大変なゲームで、途中の登山を登る場面では山頂まで移動だけで1時間以上かかる上に2回登らされるのが苦行に感じ、じっくり腰を据えてRPGをやるつもりが、いつの間にかCelesteのようなプラットフォーマーをやっているような感覚に陥りました。プラットフォーム要素は期待していなかったので、ここはもっと戦闘中心に進んでくれる方が個人的には良かったかなーと感じました。ストーリーは最初に親の仇と一緒に冒険することになり道中のノリも軽く復讐劇としてはすごく弱く感じていたんですが、後半は少年漫画のラストのような展開が待ち受けていてそれが最高でした。アジュナの人柄や性格が物語を引き立てていて、最後はアジュナだけじゃなくキャラ全員のことが好きになる、そんな作品でした。アクション要素が豊富で物語主導のRPGがやりたい人にはおすすめします。