廃墟と化した街で未解決事件の真相を追う推理アドベンチャーゲーム「The Painscreek Killings」のレビュー

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The Painscreek Killingsのトレイラー動画

The Painscreek Killingsってこんなゲーム

概要

・廃墟と化した街で未解決事件の真相を追う推理アドベンチャーゲーム。
・一人称視点のミステリーゲーム。
・アメリカのラスベガスに拠点を置くEQ Studiosが開発、2017年9月27日に発売。

あらすじ

舞台は殺人事件によりゴーストタウン化したペインスクリークという小さな街。主人公はジャネットという新米女性ジャーナリストで、上司に命じられこの街で起こった未解決殺人事件の調査をすることになる。

ゲームの目的


このゲームの目的は4つ。

①前市長の妻ビビアン・ロバーツを殺した犯人②動機③凶器、この3つの調査と表紙掲載する写真を提出すること。最後にはすべての証拠を提示する推理パートもあります。

街から人がみんないなくなっていたり、やっていくうちに他にもおかしなこといっぱいあるだろって感じなんですが、ゲーム中はビビアン・ロバーツに焦点を当てて調査していきます。もちろん他の謎もゆくゆくは解明されていくので問題はないです。

メモ取り推奨


主人公はジャーナリストなのでカメラを持っていて、撮った写真はメモとしても使えます。

公式ではメモを取ることが推奨されていますが、クリアするだけならこのカメラ機能だけでも充分。ゲームが進行していくうちに情報がごちゃごちゃしてくるので、登場人物の相関図、事件の時系列、行けなかった場所やあやしい場所をメモに書いておくと後々見たときに情報の整理がしやすいです。

探索・推理要素


これがペインスクリークのマップ。

最初は駐在所から始まり、それ以降は自由に街を探索できます。民家などは入れない場所も多いがカギやコードを見つけて入れるようになる家もあります。


街の探索をして情報を詰めていく、というのがゲームの基本的な進め方となります。

建物の中では当時の新聞や日記を読み、そこから次に行く場所を決めてまた情報を集めていき、事件の背後にある真相を明かしていきます。

ゲームの操作

マウスキーボード・ゲームコントローラーで操作します。

良かった点・微妙だった点

良かった点

・誰もいない物静かな1つの街を自由に探検できる
・考察や想像する余地が多くて事件を推理しながらやるのが楽しい
・ホラゲーじゃないのに怖い
・人々の生活感だけが残された不気味な雰囲気
・日本語対応(日本人も多く在籍するデベロッパーなので日本語は完璧、日付表記は日本のものと違うので戸惑うかもしれない。)

微妙だった点

・ゲーム側で用意された演出は少なく、絵面が地味
・ちょっとだけオカルト要素もあり
・ナビはないので重要なキーアイテムなんかを見逃すと詰むかもしれない
・シナリオに捻りがなく、結末は平凡

The Painscreek Killingsをプレイした感想まとめ

15時間でクリア。

人を選ぶゲームなんですが、個人的はかなり好きな部類のゲームでした。街のあらゆる場所に行くことができ、手に入る日記などからちょっとずつ情報を読み解いて事件の真相に近づいている感じがたまらなくて、最初から最後までゾクゾクワクワクできるゲームです。難易度的には簡単すぎず難しすぎずちょうどいい感じ。ただ、しっかりと探索しないと詰むのと、絵面があまり変わらないので退屈に感じる人もいると思います。ゲーム側からのナビなどはないので、自分から積極的に動いて推理していくタイプのゲームが好きな人にはおすすめします。

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