「ROUTINE」レビュー 放棄された月面基地を舞台にした一人称視点のSFホラーゲーム

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「ROUTINE」をプレイしてみた感想・レビュー

おすすめ度

初めて発表されたのは2012年。そこから13年の歳月を経てようやく世に出たSFホラー

本作はプレイヤーがまさに「そこにいる」を意識した作りで、圧倒的な没入感でした。
没入感が高いからこそ極限の怖さです。個人的には刺さりまくったゲームでした。

どんなゲーム?

誰もいなくなって放棄された月面基地を舞台にした一人称視点のSFホラーゲーム

追いかけてくる「何者か」は出てきますが、戦闘はありません。
プレイヤーは隠れ、逃げて、基地の至るところを探索をしていくゲームになっています。

ゲームの流れは硬派な一本道

基地内のあらゆる部屋の扉はセキュリティロックがかかっており、謎解きやコード解読によって進むというおなじみの流れです。

序盤で手に入る「C.A.T.」という銃の形をした特殊デバイスを使うことで、スキャン、端末への遠隔操作、セーブなどができます。C.A.Tにはスイッチが色々あって使い方に戸惑うんですが、こういった意図的に不便なところも面白いです。

全体的にこのゲームの面倒くさいところって妙にリアルというか、自分が実際にここにいてもこんな感じになるんだろうなという現実味がたまらないです。

他の人のPC端末に残されたメールや日記を読み解いていきます

ここまではよくあるパターンですが、音声や映像ファイルもあるのでただ読むだけの味気ない感じで進まないのが良い。人々に起こった当時の臨場感がちゃんと伝わってきます。

ホラー部分も◎。チャプター2までは機械人形しかいなくてあまり怖くないですが、後半は空気がより重くなり追いかけてくる敵も変わって怖かったです

画面上にUIらしきものが一切ないのもホラー要素を高めていて没入感が高いです。他には体力ゲージやマップ、アイテム画面などもありません。スタートボタンやEscキーを押しても一時停止しないのでうっかり敵の巡回ルートで離席するとやられてしまいます。

その結果、何が起こってもゲームを停止して逃げられない恐怖もまた生まれて、いつ何が起きるかわからないハラハラ感が最後まで楽しめました。

感想

ホラゲだけど雰囲気がとても好きでした。
どこまでも静かで、辺りは暗く、ぽつんと取り残されたような真の孤独感があります。

基地の構造、環境音、ホラー演出、どこを取っても妥協のない作り。さすが開発に13年かかっただけある・・と思わずにはいられませんでした。

遊びやすさという点で万人向けは難しそうですが、個人的には傑作と呼べる一本です。

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