「BALL x PIT」レビュー 魔球だらけのボール転がしゲーム

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「BALL x PIT」をプレイしてみた感想・レビュー

おすすめ度

ブロック崩し × ローグライト

荒廃してしまった暗黒世界で、「ピット」と呼ばれる危険なダンジョンに挑み続けるゲーム隠された過去の遺物を入手し、失われた都市「ボルビロン」の再建を目指す。

ボールを好きな方向に転がす。
そして敵にぶつけて倒すシンプルなゲーム。

パッと見はブロック崩しと同じルールだが、下に落ちてきたボールを弾き返す必要はなし。ボールが壁に反射する以外はシューティングゲームとほぼ同じ要領で楽しめる。

ボールは普通に転がる「ベイビーボール」と「特殊ボール」の2つタイプがあり、特殊ボールはレベルアップごとに獲得・強化できる。

特殊ボールには、毒、出血、反射しないなどそれぞれに効果があって、レベル3になるとふたつのレベル3のボールを組み合わせて良いところをミックスした「進化」が可能に。

これだけでも十分な強さになるのだが…。進化した特殊ボールをさらに他のボールと組み合わせた「融合」ができるので、進化後もボールを強化することで、限界を超えられる。

特殊ボールひとつ取っても、その先の進化は色々な種類があるので、ランダム性も加わって毎回いつもと違うタイプの魔球が作られていくのが面白い。

ただ操作の方はやや難があり、玉を転がす際に足が止まるため、移動中に足が急に早くなったり遅くなったりの気持ち悪さがある。

パッシブスキルの「俊足」を取るとその辺りは解決するので優先的に取っていた。

キャラは全16人。戦術家と過激派というキャラを選ぶとすべて自動になって放置ゲーになる。終盤はもはや何でもアリで楽しい。

町づくり要素もあり、なぜかピンボールで素材集め。冒険後に1回しかできないのと、素材が育つのを待たないといけないのが少し怠い。

雑感

魔球だらけのボール転がしゲーム。

シンプルさを突き詰めたゲーム性で面白かった。キャラによって放置もできるので、お手軽ローグライトの括りでいえばヴァンサバ以来の怪作だと思う。非常におすすめ。

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