「喜」レビュー 中国近代の民俗をテーマにしたホラーゲーム

3

おすすめ度

200円の「非常に好評」なホラーゲーム

期待して買ってみたが内容は…値段相応。
ちなみにタイトルの「囍」はシーィと発音。意味は二重の喜び。結婚式などおめでたい催しに使われる言葉なのだそう。縁起の良い言葉のはずなのに血文字で描かれているのが怖い。

最初はなんで?となったが、エンディングでは「なるほどな」と思った。

どんなゲーム?

舞台は山奥の廃墟となった古い屋敷。

主人公・这是我はその屋敷に迷い込み、奇妙で不気味な現象に巻き込まれていく。中国近代の民俗をテーマにしており、よく喋る幽霊や妖怪がたくさん登場し、物語はわりと賑やか。

ゲームとしては謎解きあり、追いかけっこありの探索型ホラー。「Ib」や「魔女の家」をやったことがある人ならイメージしやすいかも。

ホラー

画面が暗く、序盤はジャンプスケア演出に力が入っていてドットといえど侮れない怖さ。

「後ろを振り返ってはいけない」などのルールが所々あって行動を誤るとあっさりゲームオーバーに。しかもやられ方が半端なくグロい…。

気になった点

テンポの悪さ

ゲームオーバー時に、いちいちタイトル画面まで戻ってしまうのでテンポ悪い。

翻訳が不安定

日本語に訳されてない文章がちらほら。
最も困ったのは謎解きで、ヒントの文章が中国語のものだと難易度が跳ね上がった。

バグが多い

クリアまでにキャラが3回フリーズ。ゲーム自体は固まってない(オプション等は動かせる)のでPC環境のせいじゃないと思う。

感想

3時間でクリア。

中国語になっている文章が多く、怖さは半減。ストーリーや謎解きは把握しづらいのでなんとなくの雰囲気で…という感じ。

一つ一つのエリアはそんなに広くないので迷いやすい人には安心。「どこに行っていいかわからない」ということはほとんど起こらない。

翻訳が雑で「誰でも遊べる」ゲームではないけれど安いので気になる方はやってみてほしい。

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