おすすめ度 (7/10)
モフモフうさぎのメトロイドヴァニア
かわいい系のゲームかと思いきや、わりと硬派なSFアクション。中華風「ディーゼルパンク」な街が特徴となっており、雰囲気が今までにない感じで独特。街で暮らすモフミンたちは可愛いが、その反面、 機械兵との戦いは激しくなかなか歯ごたえありなゲームだった。

どんなゲーム?
「紅蓮城」を舞台にした探索アクション
城といいつつも、工場や市場など色々なエリアが複雑に構成された都市規模の大マップ。
プレイヤーが操作するのは、鋼鉄の拳フィストを装備したレイトンというキャラとなっており、友人が連れさられた事件をきっかけに機械軍との戦いを繰り広げていくことになる。
字幕は日本語に対応していて問題なし。
音声は英語か中国語かを選ぶことができる。

本ゲーム一番の特徴は、レイトンが背負っている大きな「フィスト」。
これが武器となり、フィスト、ドリル、ウィップに切り替え可能。
重いものを掴むのはフィスト、水中や風に乗って移動したいときはドリル…とそれぞれの武器がしっかり差別化されていて、エリア攻略においても状況に合わせて使い分けられる。

探索をガツガツこなすだけじゃなく、正確さが求められるアスレチックな仕掛けも豊富。
その上、戦闘は歯ごたえがあり、ザコですら固いので難易度は高い方だと感じた。

キャラはモフモフ…なのに、ストーリーは渋い。

グラフィックはただ綺麗なだけでなく、2.5Dを活かした演出は迫力があり、旧友であるライバル「シセロ」との度重なる対決は少年マンガのような熱さがあって良かった。
気になった点は、ファストトラベル地点が少ないところ。行ったり来たりが多いゲームので、移動がちょっとツラい。アビリティを獲得してから探索をやり直すのが面倒だった。
マップも複雑でメニューから確認するとテンポも悪いのでミニマップ機能もほしい…。
クリアは18時間。
全体的には、丁寧に作られていて、良作メトロイドヴァニアといっていい出来だと感じた。今回はEpicで無料配布されたものをプレイしてみたが、買っても後悔しなかったと思う。
面白かったのでおすすめ。