「Once Upon A Mind」レビュー 親切すぎる人が恐怖に変わる一人称視点のサイコホラー

6

おすすめ度 (6/10)

『Once Upon A Mind』は、アメリカのカフェで働く一人称視点のサイコホラー

お化けや妖怪は登場しないが、代わりに「親切すぎる人間」に恐怖するゲーム

いわゆる「ヒトコワ系」で、人の狂気や人の心の闇をテーマにしている。よく耳にする「やっぱり人間が一番怖い」というのは、日本だけでなく世界共通の認識なんだと思った。

どんなゲーム?

主人公はブルックリンの小さなアパートに引っ越してきた23歳のエミリー。穏やかな生活を送っていた彼女だったが、カフェの仕事をきっかけに恐怖に巻き込まれていくことになる。

ゲームとしては、アメリカ版のチラズアートという印象。プレイヤーはエミリーを操作して街や家を歩いてイベントをこなしていく。他にもカフェで仕事や、アパート内の住人との交流などもあり、色々な人物と接しながらエミリーの日常を体験する内容となっている。

登場人物はとにかく癖が強め
こういった所も闇を醸し出してみんな裏がありそうに見える。

精神的にじわじわ追い詰めてくる系だが、びっくり演出も多いので苦手な人は要注意かも。

クリアは1時間ほど。

身近なテーマだけにエンディング後も少し嫌な感じが残るホラーゲームだった…。

意外さはあまりなく「あーやっぱりそうなっていくかぁ」と気分が重くなっていく展開。ストーリー重視のゲームなので、日本語で読めるようになったのは良かった。

安いわりに良いホラゲーだったのでおすすめ。

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