Sunshine Heavy Industriesのトレイラー動画
Sunshine Heavy Industriesってこんなゲーム
概要
・宇宙船の設計図を作るパズルゲーム。
・アメリカのカリフォルニア州に拠点を置くDaisyowl Gamesが開発。
ゲーム内容
主人公はこの銀河系で最も新しい造船所「Sunshine Heavy Industries」の宇宙船の設計エンジニアで、お客さんに依頼された宇宙船の設計図を作成するのが仕事。
契約書である左のリストにはこれから作る宇宙船に必要な要件が書かれています。赤色で表示されている箇所を修正して、緑色で表示されればその箇所は要件が達成しているということになります。
一番上にはReward(報酬)、Cost(費用)、Profit(利益)の額が表示されていて、この利益がマイナスにならないように、できるだけコストを抑えて船を設計します。
契約書には船を動かすのに必要な機能、取り付けて欲しい部屋やシステムなどが書かれていて、これら客の要望に応えていく。ひとつひとつの項目にマウスカーソルを乗せるとその項目を達成するために必要なパーツが表示されて、何をすればいいかわかりやすく示してくれます。
どんな要件があるかを一部紹介。序盤の簡単なものだけ、中盤以降は要件の内容がどんどん複雑化していきます。
▼Thrust(推進力)
宇宙船を動かすのに必要な機能。ThrustはEngine(エンジン)を取り付けることで要件を満たせます。どれだけ積めばいいかは船によりけり。Engineは熱が発生してそのままにしているとオーバーヒートしてしまうため、Engineの隣には必ずHeatsinkも取り付けなければならない。
▼Fuel(燃料)
Fuelは総燃料量を示していて、Tank(燃料タンク)を取り付けることで要件を満たせます。ただ、取り付けるだけでは機能せず、Enginのような燃料システムが必要な場所の隣にPump(ポンプ)を取り付けて燃料を送れるようにしなければなりません。
▼Command
Commandは船員が船をコント-ルする機能。ここではCockpit(コックピット)を配置することで要件を満たせます。Cockpitは窓があり、窓が他の部屋にブロックされないように置くのが配置条件。
▼Temperature(温度)
エンジンがHeatsinkでしっかり冷やされていればオッケー。ひとつのHeatsinkで複数のエンジンを繋げればコスト削減にもなります。
▼Cargo(貨物)
客が求める分のCargo(貨物室)を配置。荷物を置く場所。行商人のような客ならたくさん設置させられる。エンジンの排出口などには設置できないが、基本的に船にくっついていればどこでも設置可能。
▼Passenger(乗客)
必要な分のBunk(寝台)を設置します。乗客や船員が寝たりポーカーをして遊ぶ場所。これも基本的にどこでも設置可能。
右のリストから宇宙船の部品を取り出し、真ん中の設計図に配置していきます。最初は部品の数は少ないですが、最終的には100以上にもなります。
操作はドラッグ&ドロップで部品の移動。EとQで部品の回転、Xで削除。Ctrlを押しながら部品を選択するとコピーすることができます。
部品を配置し、すべての要件を満たせばゲームクリアとなり、Profitの額はそのまま主人公の給料になります。
ショップに行くとそのお金で各部品を買うことができます。絶対に必要というわけではないですが、あると部品を柔軟に使い分けることができ、今後のミッションでよりコストを抑えられるようになります。
ゲームの操作
マウスキーボードで操作することができます。
良かった点・微妙だった点
良かった点
・自由度が高くてクリエイティブなゲーム性、ものづくり感覚でできるパズルゲーム
・毎回どんなひどいデザインでも要件さえ満たしていれば客がカッコいい!と言って満足してくれるところがシュールで笑える
・操作が楽
・パズルの難易度が控えめ
・カラフルな客とのやりとりが楽しい
微妙だった点
・カッコいい宇宙船は作れない、利益を最大化しようとするとよりヘンテコに
・日本語非対応
・フォントが独特で、文字が潰れて読みずらくなるところがある
Sunshine Heavy Industriesをプレイした感想まとめ
良いエンジニアになればなろうとすると、船体がどんどんかっこ悪くなるのが歯がゆいところですが、なかなか面白いパズルゲームでした。頑張ったらカッコいい船も作れるかもしれません、どちらかというとひどい出来の宇宙船を作ってなんとなく笑ってしまうゲームです。難易度は難しくなく、慣れてくるとちょっとだけ作業感があります。パーツを組み立てて物を作るのが好きな人、カジュアルなパズルゲームがやりたい人にはおすすめします。