「Hollowbody」レビュー 初期のバイオハザードやサイレントヒルから強い影響を受けたホラーゲーム

6

おすすめ度 (6/10)

初期のバイオハザードやサイレントヒルから強い影響を受けたホラーゲーム

感想としては、粗さも含めて昔のバイオが現代に蘇ったような作風で味があり、これがたった1人で作られたのはすごいと思った。このジャンルならではの恐怖と緊張感があって全体的に面白かったけど、バグやUIはやや気になるところ。

どんなゲーム?

廃墟となったアパートや地下鉄を探索する古典的なサバイバルホラー

舞台は退廃的な未来都市。主人公のミカは、親友であるサーシャの行方が途絶えたために、立ち入り禁止区域に足を踏み入れることになる。

ゲーム内容は、おそらく想像の通り。道中は徘徊しているクリーチャーとの戦闘や謎解きをメインに手がかりを探しながら進んでいく。

街は何かしらの事情により隔離され、ガランとした廃墟になっている。

街の雰囲気と敵がゾンビじゃないのはサイレントヒル感。
ただ歩いているだけでも孤独感や不安が込み上げてくる。

ゲーム内の弾薬や回復は限られているため武器があるからとまったく怖くないわけではなく、しっかり緊張感を味わえる戦闘になっている。

使える武器も個性的。弾を節約するためにギターで殴るのは他にはないロマンを感じる。

ストーリー重視で会話の選択肢で展開が変わるタイプ。

XUnity.AutoTranslatorによるリアルタイム翻訳ができるのは良かった。

総評

ゲーム内容はまさに昔からのサバイバルホラーファンへ向けた作品といった感じ。

空っぽの街から感じる恐怖、緊張感の高いゲームプレイを体験したい人には必見。

個人的には万々歳な内容だけど、壁をすり抜けるバグに遭遇したり、コンパニオンがしきりに進路を塞いだり、所々ちょっと粗いのが残念。わりとあっさりしたボリュームなのでこのジャンルの経験者なら4時間ほどでクリアできると思う。

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