おすすめ度 (7/10)
『辺境開拓者』は、サバイバルと街づくりが融合した戦略シミュレーションゲーム
未開の辺境に降り立った君主となり、敵から攻められつつイチから都市を作り上げていく。
感想としては、ミニチュアな都市開拓とワーワーとした戦闘が見ていて楽しい。都市づくり + RTS + タワーディフェンスの要素があって、「Age of Empire」や「They Are Billions」などの名作を極限までカジュアルにしたらこんな感じなんだろうな、と思った。

ゲームの流れは、内政と防衛のターン制で「○ヵ月まで生き残る」などの目標を目指す。
内政フェーズでは、時間の制約はなく、じっくり考えながら施設などを配置。特徴的なのは、「木こり」などの生産系、「兵士」などの軍事系、すべてカードになっている。
これらのカードで辺境の地を開拓していくのだが、建物を建てるには建材がいるし、家を建てれば食料の消費も増えるといった感じで、何をやるにもコストが必要。ただカードを使えば良いというわけでもなく、リソースのバランスも考えて都市開拓を進めていく。

毎ターン、プレイヤーに配られるカードはランダム。
最初に選ぶ副官によって特性も変わり、遊ぶたびに違った展開が楽しめる。

戦争は軍事ユニットやタワーで迎え討つ総力戦。
他にも城壁を建てて敵のルートを絞るなど、いろいろな方法で敵の攻撃に備えられる。
やってて思ったのは、200種類ものカードがあるのに、ユニットやタワー同士のシナジーが薄いのはもったいないかなと印象。だいたい最後は数の暴力でなんとかしてしまう大味感はあるけど、マウスだけの操作や気軽に遊べる点を含めて面白い。
どんどんやってしまうカジュアルなRTSとしては傑作!ぜひおすすめ。
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