「9 Kings」レビュー 軍隊とタワーで他国からの襲撃を防ぐ王国建設ストラテジー

7

おすすめ度 (7/10)

『9 Kings』は、ブラジルのSad Socketが開発した王国建設ストラテジー

9つの勢力が対立する群雄割拠の時代が舞台。
プレイヤーは一人の王となり、王国を発展させながら、他国との戦争を繰り広げていく。

日本語対応、マウス操作

アーリーアクセスのため、
現時点で使える王はまだ7人のみ

ゲームの流れは、内政と襲撃フェーズを行うと1年(1ターン)が終了。
これを繰り返して33年後のボス戦まで生き抜くのが目的となる。

ストラテジーゲームとしての特徴は「カードを使って王国を建設」する、というところ。

なので、他の街づくりゲーのように軍隊や村人の直接操作はしない。毎ターン配られる「タワー」や「部隊」はカード化されており、手札から選んで自分の領地に配置していく。

領地に置けるのはタワーのような兵器と
まわりの能力を高める強化特化の施設もある。

単純に領地を埋めるだけの戦略ゲームというわけではなく、
能力アップに効果的な陣形やきちんと適所の配置場所を考えるのが面白い。

カードの配置が終わると襲撃フェーズ。

ただ戦闘はオートなのでプレイヤーは戦いを見届けるだけ
規模が大きくなってくると戦場はかなりのわちゃわちゃ感。

こうなると戦況がどうなってるか把握しづらくなりがちだけど
それぞれのタイル上に与えたダメージ数が残るので誰が活躍しているのかわかりやすい。

ターンによっては、他国と和平や、逆に敵国が増えるなどのイベントがある。常に敵国が4つほどあって、ゲーム中は内政、外交、戦争を通して覇権を争っている。

王国建設とタワーディフェンスがミックスした高いポテンシャルを感じるゲーム。

ただし難易度を「国王」くらい上げると、ガチガチに強い構成じゃないとまぁ勝てないので序盤~中盤あたりのゲームのコツがわかってくるまでが最も楽しめた。すべての国でやりこもうとするとイライラしてしまうかもしれない・・・。

ゲームとしての完成度は高いので、これからのバランス調整に期待したい。

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