「ENDER MAGNOLIA」レビュー ダークファンタジーの探索型アクションRPG

8

おすすめ度 (8/10)

『ENDER MAGNOLIA』は、ダークファンタジーの探索型アクションRPG

前作「ENDER LILIES」から数十年後の終末世界を描いた作品。
感想としては、前作以上、とはならなかったけど普通に良作。

ストーリーは少し繋がってるかな?という程度で今作からでも楽しめる作品になっている。

滅びゆく世界なのに
どこか美しさも感じるダークな世界観。

前作も思ったけど、とにかくサウンドが豪華
歌付きのBGMを聞いてるだけでも世界感に惹き込まれてしまう。

舞台となる「煙の国」では、厄災により穢れた煙が立ち込め、その影響でホムンクルスという人工生命体があちこちで暴走している。そんな世界で目覚めた調律師「ライラック」となり、ホムンクルスたちの魂を救いながら自身の記憶を取り戻していくことになる

ジャンルは探索重視のメトロイドヴァニア。

煙の国は広大だが、エリアの形状まで細かく描かれているマップが親切で、迷うことが少ない。またアイテムをすべて拾ったエリアなどはグレーから青に色が変わる。新たな能力を得て戻るときも、未探索のエリアが一目瞭然でわかりやすい。

主人公のライラックは仲間になったホムンクルスを呼び出してスキルで戦うことができる。

これにより剣や射撃、パリィなど複数のスキルを扱える。主人公本体が戦うアクションゲームだと一度にできるのは一つの行動に限られていたりするが、本作は多彩な攻撃を仕掛けながらパリィも狙いつつみたいな戦闘ができるようになっている。

また前作のようなスキルの回数制はなくなってクールタイム制になった。もったいなくてスキルが使えない…みたいな状況が解消されて使い勝手がかなり良くなったように思う。

クリアは23時間。今作は死にゲーを捨てた、なんて言われてるけど、普通に死にまくり。

でも戦闘が面白いのでとても良い満足感を得られた。前作よりも全体的に遊びやすくなっていて、さくさくと探索が進む。暗い雰囲気が嫌いでなければおすすめしたい作品。

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