『Tinkerlands』は、無人島を舞台にした
見下ろし型オープンワールドサバイバルゲーム
プレイヤーは島に流れ着いた生存者として自分だけの拠点を作り、ツールや装備をクラフトしながら生き延びることを目指す。
感想としては、「Necesse」や「Core Keeper」などの作品と類似している部分が多くて、本作だけの個性は薄め。ただ両者の良いとこ取りしているのもあって遊びやすさは抜群。見下ろしサバイバルゲーとして洗練された良ゲーだと思う。

ゲーム内容は、アレしろ、コレしろって誘導が少なめのサンドボックス。「サバイバル」とはいえ、過酷さより気軽さ重視で、旅をするかのように気ままに遊べるのが良かった。
ジャンル全体がそうだけど、本作もゲームプレイの自由度が程よく高め。
時間が限られたクエストはなく、空腹や喉の渇きもなし。クラフトは何を作るのも一瞬。
ただ島をボーッと歩くだけでも発見があるし、
最初のメインランドをクリアすると船で他の島へ行くことも可能。
各地のボスを倒しに行ったり、危険なバイオームで命がけの資源集めをしたり、拠点づくり要素もあってNPCのための建築や強い装備を作るなど…やりたいことが無限に沸いてくる。

装備できる箇所がたくさんあり、
ボスやクラフトで装備集めも楽しい。
本作はキャラのレベルアップやスキルなどがないので装備が大事。武器の他に頭、胴体、足、それぞれに2つ装着でき、さらに特殊能力を持ったアクセサリーは6つ付けられる。

良くなかった点は、やっぱり個性がもう少しほしいかなというところ。
2Dの動作が軽いサバイバルゲーが増えてきたのは嬉しいが、所々でそっくりすぎて特に「Necesse」や「Core Keeper」をプレイしたことある人なら、過去の体験を再び体験しているような感覚にとらわれると思う。ゲーム性が似てしまうのはしょうがないにしても、他からそのままパクったようなボスが出てきたときはさすがに萎えてしまった。
という感じで、新たな体験を求めるなら個人的には☓。
でも、値段的なコスパも含めて考えるとおすすめ。