夕鬼~YUONI~のトレイラー動画
夕鬼~YUONI~ってこんなゲーム
概要
・夕焼けの世界で怪異から逃げるサバイバルホラーゲーム。
・1990年代の日本が舞台。前半は肝試し、後半は鬼ごっことゲーム性が変化。
・2021年8月19日に発売された、Tricore Inc.の2作目のタイトル。
あらすじ
主人公は学校では喋れなくなる内気な女の子。
ある日、学校の友達に誘われて肝試しに参加、町外れの廃病院にやってきます。
ここではある「ギシキ」をすることで、
お見舞いに行くと約束した友達を死んでも待ち続けている「ツン」という幽霊に会うことができ、一緒に遊ぶと願い事を叶えてくれるという。
ミキオ、サエ、ヒロムと友達は順番に一人ずつギシキを行い、誰もツンに出会うことはできなかったが、最後に主人公だけがツンを呼び出すことに成功してしまい、不思議な世界へと誘われてしまう。
夕鬼ゲーム
ツンを呼びだしてしまった日から、主人公は毎日夕方ごろになると夕鬼ゲームという遊びに付き合わされることになります。
夕鬼ゲームは「かくれんぼ」と「鬼ごっこ」が組み合わさったようなゲーム性になっていて、
前半はマップを徘徊するクリーチャー(怪異)に見つからないように、息を止めたりしゃがんで隠れながら目的地を目指します。
ナビやヒント、ミニマップなどはありません。ほぼ手探りで行くべき場所を探し当てます。
主人公はクリーチャーに対抗する手段がなく、見つかってしまった場合は他の部屋まで逃げて納屋、ロッカー、ベッドなどに隠れてやり過ごす。
クリーチャーに3回殴られるとゲームオーバーになりますが、1回殴るとクリーチャーはしばらく立ち止まるので、逃げ隠れるまでの猶予が結構あります。
最奥にある人形を拾うと前半パートが終了。
しかしこのゲームはここからが大変。後半パートは現れるボスの追跡を振り切りながら、来た道を戻って人形をマップの最初の場所まで運ばなければならない。
マップは病院、学校、日本家屋、この3つの異なる空間の中を進んでいく。前半は足元のガラス破片、後半はツンのトラップに注意。
最初の地点まで戻り人形を燃やすか流すことができれば現実世界に帰ることができ、1章クリア。これを繰り返して5章をクリアするとゲームクリアとなります。
登場するクリーチャー
夕焼けの世界ではクリーチャーが襲いかかってきます。各クリーチャーの特徴を押さえて対策すれば、見つかることなく先に進むことができます。
▼影人間
足音や呼吸音に反応する。よく立ち止まっていて、息を止めていれば至近距離まで近づける。姿は半透明になっており、遠くから視認しづらい。
▼アレ
アレと呼ばれているクリーチャー。背が高く目が良い。ガラスが割れるような高い音以外の音には反応しない。
▼ツン
赤く光っているため遠くからでも場所がわかる。目が悪いが音には敏感。
ゲームの操作
マウスキーボード、ゲームコントローラーで操作します。
良かった点・微妙だった点
ストーリー○
夕鬼ゲームで行ったことが現実世界に影響を与えるのが面白く、一章ごとに焦点が当たる人物が変わり、その一章で話が完結して区切り良く終わってくれるため話がわかりやすい。
良心的な難易度
死にゲーだけれどチェックポイントが多いため、難易度はそこまで高くない。こまめにオートセーブが入るので死んでも直前からやり直せる。
ノスタルジック感のあるホラーゲーム
鬼ごっことかくれんぼというゲーム性が子供だけの世界観に合っており、それでいてちゃんと怖い。誰もいない教室に差し込む温かい夕日がどこか懐かしく切ない気持ちにさせてくれる。
変化に乏しい
ボスは声だけ変わって見た目は変わらず。ステージは迷路のように複雑化していくが、使い回しが多くて風景が変わらないため、二章以降が少し退屈。
独特な操作
例えばドアを開けるにもドアノブに手をかけてそこから開けるための動作が必要。これによりちょっとだけ部屋を覗くといったことができるのだが、ちょっと部屋を覗いた状態でもクリーチャーに見つかってしまうため、この覗く動作はどこに必要性があったのか最後までわからなかった。あとはインタラクトの範囲が微妙でドアを開ける、アイテムを拾うのが難しいときがある。
夕鬼~YUONI~をプレイした感想まとめ
4時間でクリア。
ストーリーとホラー部分がそこそこ面白かったです。一人称視点の没入感たっぷりの怖さとどこか暖かく懐かしい気持ちにさせられる、夏にもピッタリのホラーゲームだと思います。酔いやすい人、あと子供たちのトラウマが結構エグいのでそのへんがきつい人はやらない方がいいかもしれません。鬼ごっこやステルス系のホラーゲームが好きな人にはオススメします。