「Bloody Chronicles – New Cycle of Death」は、
Igrasil Development Teamによって開発されたビジュアルノベル
本作は、街で多発している殺人事件の犯人を追う探偵ミステリーで、プレイヤーは非政府特別機関「イグラシル」に所属する小山和希として事件を解決に導いていく。
Steamでは現時点で80件のユーザーレビューがあり
「やや好評」を獲得している。
日本語、コントローラー対応

ゲームとしてはほぼ一本道のストーリーを読み進める形。
サブストーリーへの分岐や選択肢は少しあるが、純粋なノベルゲームになっている。

ファントムとは一体何者なのか?
イグラシルが扱うのは「ファントム」と呼ばれる犯人が行った一連の凄惨な事件。
事件が起こるとイグラシルのメンバーは犯行現場に向かい、聞き込みや監視カメラのチェックなどわりと泥臭く捜査を繰り返していく。

ちなみに幼少期に両親を事故で失った和希は、これも実はファントムの犯行だったのではと睨んでいる。そのため誰よりもファントムに対する執念が深い。

イグラシルは若い男女5人の構成。
普段は事件のことを忘れるくらいノリの良いグループで明るい日常が描かれる。恋愛要素なんかも少しあり。時々見せるCGがとても良かった。
イラストにはあのドキドキ文芸部を担当していた人も参加!

少人数のインディーズ作品ではあるが、セーブロードや自動読みなどビジュアルノベルにほしい機能は一通りある。欲をいえば日本語音声もほしかった。日本が舞台で登場人物もほとんど日本人なのに、ボイスが英語だと少し違和感を覚える。
感想
貴重な和風ミステリーということで「面白そう」と飛びついてやってみたが、正直なところ面白かったどうか半々な感じ。ミステリー解決のカタルシスみたいなのがなくそこが残念。シリーズ3作で完結の1作目だからか、捜査がなかなか進展しなくてダレる展開が続き、あえて真実から遠ざけて物語が進行しているように感じた。