「トライブナイン」レビュー 野球で理不尽な世界に抗うアクションRPG

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「トライブナイン」をプレイしたのでレビュー記事を書いてみました。

感想をざっくりいうと…

仲間と進めるSFミステリー!
ドット絵がかわいく魅力的なRPG!
戦闘はソウル系の爽快アクション!

と、個人的に好きなモノがすべて揃う、「自分得」なゲームだった。

スマホゲーだけど、ドラクエやペルソナなどの大作と肩を並べるんじゃないかと思うくらい骨太な作り。40時間プレイしたがストーリーはようやく序盤から抜けたかな?という感じで、今後のアプデで追加されていくのが今から楽しみである。

Steamでは現時点で3142件のユーザーレビューがあり
やや好評」を獲得している。

日本語、コントローラー対応

ストーリー

20XXのネオトーキョー国を舞台に
主人公たちが理不尽なデスゲームを強いられる物語。

要はスケールを大きくしたダンガンロンパ。ただ違うのは討論によって進む形じゃなく、エクストリームベースボール(XB)という特殊な野球のルールで勝敗を決める。とはいえプレイヤーが行うのは選手が投げる(または打つ)ときに発言を選ぶだけ。敵に効く言葉をぶつけると敵チームのテンションが下がり、ライバルとの試合を有利に進められる。

ネオトーキョー国を掌握している「ゼロ」は本作における「モノクマ」的な存在。性格もそっくりなので、会話のノリは想像できると思う。全体的にキャラは明るくて魅力的。声優陣も豪華で安心して聞ける。その上、派手に動きまくるリアクションは見ていて楽しい。

システム

ジャンルはJRPG…?ドラクエスタイルで各都市のフィールドマップを攻略していく。スタミナや行動力などの概念はないので自由に探索やバトルを行うことができる。

戦闘に入るとアニメグラフィックの3Dアクションに様変わり。戦闘はソウル系のような対応が求められる。スマホゲーあるあるなキャラパワーでゴリ押すタイプじゃないのが良い。

敵のほとんどの攻撃はジャスト回避が可能で、そこからブレイクを決められる。このシステムは珍しいものではないけど爽快でやっぱり楽しい…。

特にボス戦は紙一重の死闘になるので勝ったときは脳汁出まくりだった。

気になった点

・スマホゲーのUI。報酬をもらうのに色々アイコンを触らないとダメで面倒だなと感じた
・レベルの上限を開放する要素。特にグラフィティをすべて見つけるのがなかなかに大変
・アクション難易度が高い。そのためダンガンロンパ陣営によるストーリーだけを楽しみたいという人にはきついかもしれない

感想

会話だけでも相当なボリュームで驚かされるのに、ゲーム部分もしっかりと作られているのが好印象。特にバトル面はジャスト回避の気持ちよさが全開で強敵であるほど楽しめた。SF、デスゲーム、野球、高難易度アクションと色々詰めすぎな印象もあり、正直好みは別れそうだな…と思うがこれから盛り上がってほしいと願いたくなる一作だった。

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