Axiom Vergeのトレイラー動画
Axiom Vergeってこんなゲーム
あらすじ
2005年アメリカのニューメキシコ州。とある研究室ではテレポーテーション(と思われる)実験が行われていた。
しかし、爆発を引き起こして建物は崩壊、実験は失敗に終わってしまう。科学者の1人であるトーレスは逃げ遅れ、のしかかってくる建物の重みに耐えられず意識を失ったその瞬間、スドラと呼ばれる遠い惑星で目を覚ます。
スドラでは謎の声に導かれて銃を手にし、エイリアンたちと戦います。
エイリアンといってもちょっとメカっぽいタイプで、侵入者を抹殺するよう何者かにコントロールされている。
しばらく進むと、謎の声の主エルセノヴァと出会います。
彼女は古代スドラ人よって作られた機械生命体で、供給されるパワーが尽き、生命の維持が難しくなってきていると言う。
このエルセノヴァを救うために、惑星のどこかにあるパワーフィルターを直すというのが序盤の目的となります。
そして、彼女からこのスドラで起こったこと、アテトスというマッドサイエンティストがスドラを破壊したことについて聞き学び、さらに惑星の深部へと足を踏み入れる。
ゲーム内容
▲序盤で入手できるドリルは脆くなっている壁を壊すことができ、
▲不思議なコートの力で短くテレポートして薄い壁をすり抜けられる。
ゲームはメトロイドに限りなく近いメトロイドヴァニア系のゲームになっています。
探索して武器、アイテム、特殊な能力を手にいれる、そしてそれが別のエリアにアクセスする鍵となります。
武器の種類はかなり豊富。
クリアするまで10種類の銃を見つけましたが、見つけたアイテムは60%と表示され、全然探索しきれてないので恐らくもっと用意されているかと思います。
さらに、銃は取って終わりというわけではなく、探索して強化アイテムを拾うことで射程・サイズが強化されていく。
持っている銃はリング状になって表示されていて、そこからいちいち選ぶのはちょっと面倒ですが、ショートカットを作成して2つまでの銃を素早く持ち変えることが可能。
銃の一部紹介すると、キルヴァーは短く広範囲に緑色の強力なエネルギーを発射し、ファイアウォールは斜め下に小さな火を放ち、地面に着地すると上に燃え上がります。
銃はどれもユニークで、プレイスタイルや場面によって使い分けられるものになっています。
主人公のトレースは探索してノードアイテムを拾うことで強化されます。
ヘルスノードならHPアップ、パワーノードなら破壊力アップという感じです。ノードは完璧な状態でないこともあり、その場合は6つの同じフラグメントを集めることで能力が強化されます。
マップにはこんな風に今まで通ってきた場所が表示されて、マッピングするのが楽しいシステムになっています。
さらに、覚えておきたい場所なんかにリマインダーを2つまで設置できるのがすごく便利なんですが、これはもうちょっと数を多くてしてほしかったところです。
ゲームの操作
キーボード、ゲームコントローラーで操作します。
良かった点・微妙だった点
意外性もあるメトロイドヴァニア
メトロイドヴァニアのゲームというこで、さぁまずは二段ジャンプ取りに行くかと最初は意気込んでいたんですが、自キャラだけじゃなく、敵や環境の方を変えてしまうような、入手する能力やアイテムが今まで見たことがないようなものばかりで驚かされた。ありきたりな予定調和のようなものがなく、ストーリーも意外性があって、良い意味で何度も期待を裏切ってくるゲームでした。
カッコいいデザイン
ボスキャラ、銃のデザイン、ゲームがバグったかのような画面効果、このへんのビジュアルや演出が個人的にすごく好み。味方のルサルキ(巨大な機械)の女の子たちですらも不気味で薄気味悪く描かれていて、プレイヤーに媚びたゆるい演出や萌えが一切なく、世界観が統一されているのが良かった。
日本語に対応している
日本語対応。ただし、口調がちょっと変だったりわかりずらいところがある。
クセのある操作
操作にはいくつか気になるところがあって、特にテレポートの操作が個人的に頭を抱える問題でした。進行方向に2回入力するとこのテレポートは発動するんですが、普通にジャンプしたり歩いているだけで暴発したり、テレポートするべき場面でうまく機能しなかったり。プレイヤー側の癖のせいかもしれませんが、ちょっと合わなかったです。
移動が面倒
能力を手にいれて今まで行けなかった場所まで戻って新たなエリアを探索する、というタイプのゲームなのでファストトラベル機能が欲しくなる。
Axiom Vergeをプレイした感想まとめ
10時間で難易度ノーマルをクリア。
Axiom Verge2が発売されたということで、プレイする前の予習ついでに積んでいた前作をやってみました。メトロイドをベースにしたゲームですが、画面をバグらせる仕掛け、戦闘にも役立つユーティリティな能力、唯一無二の世界観とアレンジがかなり加えられていて、オリジナルな部分がとても面白かったです。2にも期待。メトロイドヴァニアが好きな人にはオススメします。