Death’s Doorのトレイラー動画
Death’s Doorってこんなゲーム
ゲーム内容
主人公はリーパー協会に所属する小さな死神カラス。
カラスは死から逃れた存在を狩るのが仕事で、その日は特に大きな獲物を相手にするのだが、倒した直後にそのソウルを年老いたハイイロガラスに奪われてしまう。
老ガラスを追って着いた先は固く閉ざされた「死神の門」の前。
老ガラス曰く、自身が担当する獲物が門の中にいて、ソウルは門を開けるために使ってしまい、開けるにはもっと大きなエネルギーを持ったジァイアントソウルが必要なのだという。
この世界では担当のソウルを持ち帰らないと死んでしまうという死神自身にも呪いのようなものがかかっており、
カラスはなんとしてでも門の中にあるソウルを取り戻さなければならず、各地を巡ってジァイアントソウルを集める旅に出ることになる、というあらすじ。
操作は移動、弱攻撃、強攻撃、回避ローリング。さらに、弓矢で遠隔攻撃をすることができる。
最初の遠隔武器は弓矢のみだが、冒険が進んでいくと他に3種類もの遠隔武器が手に入り、戦闘では武器として、探索ではパズルを解くツールとして役に立ち、新たな遠隔武器が手に入る度に探索範囲が広がって今まで行けなかった場所に行けるようになる。
遠隔攻撃には回数に制限がある。ゲーム画面左上にはHPとマナが表示されていて、上の緑色のバーはHP、その下のダイヤのマークは遠隔攻撃で消費されるマナの数を表している。近接武器で敵や物を攻撃するとマナは回復する。
HPは数値制ではなく、回数制になっていて、4回ダメージを受けるとゲームオーバー。自分で回復する行動がないのでダメージを受けないことが何より重要。ゲームオーバーによるペナルティは無し。HPとマナは探索をしてバイタリティとマナのかけらを集めることでその上限を増やすことができます。
レベルの概念はなく、探索や敵を倒した時に得られるソウルエナジーを消費してキャラの戦闘能力を上げていきます。
強化できる項目は、近接武器のダメージとリーチが増加する「強さ」、攻撃スピードが早くなる「器用さ」、基本速度と回避性能が上がる「スピード」、遠隔攻撃のダメージが増加する「魔法」の4つ。
どの項目も5段階まで強化することができ、400→600→800→1000→1500と消費するソウルエナジーのコストは増加していく。
ミニマップはなく、基本的にはガイドもなし。
ただ、どこにいけばいいか教えてくれるNPCがいるので、道に迷うことはほとんどありません。隠しアイテムの場所を教えてくれる親切なNPCもいます。
ゲームの目的は各地にいるボスを倒してジャイアントソウルを集めること。
3体いるボスを倒した後も少し話が続いて、最後にラスボスを倒したらゲームクリア。これでノーマルエンドとなり、その後に収集物をすべて集めると真エンドになるそうです。
ゲームの操作
ゲームコントローラー、マウスキーボードで操作します。
良かった点・微妙だった点
やりごたえのある楽しい戦闘
Hollow Knightのように近接攻撃と回避を中心に、必要に合わせて他の能力も組み合わせて戦っていくシンプルなデザインなんだけど、触り心地が良く、操作していて楽しいゲーム。ボスのHPは多いけれど、攻撃パターンは多くないので、難易度は高くもなく低すぎでもなくちょうど良い。広範囲に複数の敵を攻撃することができるので、ソウルライクによくある敵に囲まれたときのやり場のないイライラ要素もなく、対複数戦でも戦闘が快適。
探しがいのある隠し要素
フィールドはそんなに広くないけれど、隠し通路、隠し部屋、隠しダンジョンがたくさんあり、探索が楽しい。探索で手に入るアイテムはHPやマナ、遠隔武器の強化系アイテムが多いのも嬉しい。
魅力的なキャラクター
珍しく味方キャラクターより、敵のボスキャラに魅力を感じてしまうゲーム。死をテーマにしているけれど、シリアス一辺倒にならないようにボスとのやりとりはコメディタッチで描かれていて面白いし、どことなく千と千尋の神隠しからインスピレーションを得たのかなぁと思うようなキャラもたくさん出てくる。
日本語に対応している
日本語対応。テキストが画面にでかでかと現れるような演出まで日本語になっていて迫力がある。
ボリュームは少ない
よく比較されるHollow knightやHyper Light Drifterと比べるとボリュームは少ない。やりこみ要素も探索してアイテムを収集するだけなのが微妙。
リスポンポイントが遠い
リスポーン地点がボスの場所やステージの難所から遠くにあり、戻すのにけっこう時間がかかる。
Death’s Doorをプレイした感想まとめ
9時間でノーマルエンドをクリア。
アクションの手触りが良くて、かなり面白いゲームでした。こんな完成度の高いゲームをたった2人で作ってしまったというのもまたすごいです。ゼルダ、ダークソウル、ホロウナイト、ハデス、ジブリなどの作品の影響を強く受けているのを感じとれるし、それらの作品のいいところをうまく取り入れてコンパクトに仕上がっている、すごく質の高いゲームだと思います。ただ、目新しさはなく、どこかであったような、どこかで見たような、そんな既視感を随所で感じてしまい、このゲームにしか無いオリジナリティみたいなものがあまり感じ取れなかったところはちょっと残念でした。戦闘や探索が楽しいアクションゲームが好きな人にはオススメします。