HORROR TALES: The Wineのトレイラー動画
HORROR TALES: The Wineってこんなゲーム
「HORROR TALES: The Wine」は3つの物語で構成されているHORROR TALESシリーズの1作目、謎の感染症が蔓延する島で治療薬のワインを探すホラーゲームです。
ゲーム内容
地中海に浮かぶ美しい島が本作の舞台。
この辺りの群島では「悪魔の熱病」と呼ばれる死に至る恐ろしい感染症が広がっており、人々は恐怖に怯えていた。そんな絶望的な状況の中、生き残った人々の間ではある噂が流れていた。「首都で生産される最高のワインなら、この病を治してくる」と。
そんな噂を聞きつけた主人公マルティ・ヴェルメロは愛する者を救うため、ボートを盗み首都がある島にやってきます。
街はすでに廃墟化していて、建物は綺麗に残されているんだけど、住人たちは逃げ出したのか死んでしまったのか、誰もいない状態。
家の周りにはたくさんの張り紙が出されていてこれを読んでいくと、この島で起こったことや大まかなストーリーや世界観について知ることができます。
主人公は街の運河や建物を抜けて、赤ワインが作られているワイナリーに向かうんですが、いくつかの障害が主人公の行く手を阻みます。
1つ目は謎解き。
道中で見かける描かれたシンボルを覚えて、最後にいくつかのシンボルを組み合わせて解くタイプの謎解き。ヒントを見逃さないように探索して、シンボルを覚えるだけでいいのでこれは簡単です。
あとは物理パズルもあります。青くハイライトされたオブジェクトは持つことができ、それを重しにしてシーソーを固定したり、足場にして高いところに登ったりします。
2つ目は謎の人物。
たまに現れる謎の人物は、主人公を見つけると執拗に追いかけてきます。主人公は走ることができるんですが、15mぐらい走ると息を切らして走れなくなります。追い付かれて何回か攻撃を受けるとゲームオーバー。ゲームオーバーになっても、直前のチェックポイントからやり直すことができます。
こんな感じで島に張り巡らされた仕掛けを解いて、謎の人物に追いかけ回されながら赤ワインを探す探索型のホラーゲームとなっています。
ゲームの操作
マウスキーボード、ゲームコントローラーで操作します。
良かった点・微妙だった点
シンプルに怖い
突拍子もなくいきなり目の前に現れる敵に追いかけられる場面が多くて、さらに追いかけられながら何か作業をするというのがなかなか神経をすり減らす。いきなり銃声が鳴ったり、ガラスが割れたりするような大きな音で驚かしてくる飛び道具的な怖い演出もあります。ただ、敵の姿が変わらないので、後半になると鳴れてきてあまり怖くなくなる。
美しい風景と雰囲気
全体的に景色が美しいゲーム。最初は太陽の光と穏やかな潮風が心地良い島の入り口から始まって、そこからほとんどの時間を薄暗い廃墟で過ごすことになるけれど、ときどきこの世のものとは思えないぐらい色鮮やかな幻想的な世界を見ることができる。マップの作り込みがすごく良くできていて、ゆっくりとその景色を楽しめるフォトモードもある。
頭を使わない簡単な謎解き
謎解きの難易度は低く、最後まで迷うことがない。じっくり考えて進めるよりさくさく進めたい人向き。
日本語に対応している
日本語対応だけど機械翻訳。
低すぎる主人公の身体能力
操作はスムーズだけど、ちょっとした段差が登れなかったり、すぐにバテてしまう主人公の身体能力が残念すぎるのがちょっとイライラポイント。
HORROR TALES: The Wineをプレイした感想まとめ
3時間ちょっとでクリア。
本作は1人で制作されたゲームのようですが、完成度はかなり高いです。息を呑むぐらい美しい景色とさくさく進むテンポの良さで止めどきがなく、最後まで夢中になってできました。残念なところはだんだんと緊張感が薄くなって怖さが失われていくところと、機械翻訳でストーリーがわかりずらいところ。シリーズ作の1作目なので、次回作は翻訳も頑張ってほしい。ホラーゲームが好きな人にはオススメします。